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スパイス&ハーブの健康価値を普及

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 「スパイスサプリ」サフラン&ヒハツ
 先人の知恵を現代の科学で解明
 エスビー食品株式会社

 マーケティング企画ユニット
  中村俊介氏

カレーやコショウ、ガーリックなどをはじめ様々な香辛料ブランドを展開し、日本の美味しい食卓を支えてきたエスビー食品株式会社(東京都中央区)。次の時代を見つめる同社のビジョンには、スパイスとハーブを人々の健やかさに活かしていくことが掲げられている。今回はスパイス&ハーブの健康価値に着目したサプリメントブランド「スパイスサプリ」について、マーケティング企画ユニット 中村俊介氏に聞いた。

――スパイスサプリのブランド発足経緯について教えてください。

中村 当社は、料理の美味しさに寄与する調味料や香辛料を日本全国の食卓にお届けして参りました。
 これからの時代は、さらにスパイスとハーブの「健康的な価値」についても普及させたいと考えています。 インタビュー写真
 スパイスやハーブは、はるか昔から食事や薬に用いられてきました。先人から受け継がれてきたその知恵を、現代の科学をもって解明し、見出したデータに基づいて開発する――それが「スパイスサプリ」です。
 例えば、「サフラン」はヨーロッパでは古くから「人を明るくする」と伝えられ、「明るく振る舞う人は、サフランのベッドで寝ていたのだろう」と語り継がれています。
 スパイスサプリでは睡眠訴求で配合していますが、近年は欧米の研究者らを中心に「うつ症状緩和」に対する研究が盛んに行われています。「人を明るくする」という先人の知恵が、現代科学によって「機能性」として示され始めているのです。精神的なストレスは睡眠とも隣り合わせの分野のため、波及して睡眠に関する機能性も解明されてきたわけです。
 当社は「『地の恵み スパイス&ハーブ』の可能性を追求し、おいしく、健やかで、明るい未来をカタチにします。」というビジョンを掲げており、そのビジョンを具現化すべく「スパイスサプリ」や「有機ケール青汁」など、健康食品開発に取り組んでいます。

――スパイスサプリのターゲット層について教えてください。

中村 ブランド全体では「自然由来の成分」という点を打ち出していきたいと考えており、販売状況を見ながら、どのような方に受け入れられるかを精査していきたいと考えています。
 販売チームとも連携し、様々なバックグラウンドをもつメンバーの意見も加えながら、主に女性の感性に寄り添った販売方法を模索していきます。
 各商品で見ますと、サフランは年齢的に睡眠が浅くなる40~70代の年齢層をメインに見据えています。また、子育てや介護など、色々なストレスが重なり、眠りにくくなる責任世代の方々にも利用していただきたいですね。
 冷えやむくみにアプローチするヒハツは、女性をメインターゲットとしています。高齢になると冷えやむくみは感じにくくなるとされ、世代としては30~40代がメインとなります。

――スパイスサプリで睡眠訴求に着目されたポイントとは。
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中村 健康課題に優先順位はありませんが、まず大きな流れとして「社会的な睡眠意識の高まり」を捉えていました。さらに様々なスパイスとハーブのエビデンスを調査する中で、サフランの睡眠に関するエビデンスに注目したのです。
 私たちがGABAやテアニンで睡眠の商品を作っても他社との差別化は図れません。既存のものをただ追いかけても、なかなか難しいものです。
 スパイスとハーブについて長年探求してきたエスビー食品が、スパイスとハーブを用いて開発したサプリメントという点に、当社ならではのストーリー性があります。
 市場にはメジャーな睡眠向けの成分もありますが、サフランに関してはまだあまり世に出ていないため新規性があり、尚且つ、日本人対象のヒト試験で有用なデータが取得されていた点を評価しました。
 睡眠に対する作用メカニズムは成分によって様々で、既存のもので満足できない方も別の機序であれば体感性が異なる可能性があります。そうした観点からも、サフランをいち早く世に送り出したいと考え、懸命に取り組んだ結果、当社が「日本初」の機能性表示食品として発売することができました。

――冷えやむくみについてはどうでしょう。

中村 スパイスが使われている料理は、食べた時の発汗や代謝の促進といった、血流に良好なイメージがあり、スパイスサプリと相性の良い訴求と言えます。
 日常的に香辛料やシナモンを取り、冷え対策を行っている方も多くいらっしゃいますが、シナモンを毎日飲み続けるのは、好きな方でないと難しい側面もあります。
 そこで、より手軽に行える冷え対策として、ヒハツを用いたサプリメントを考案しました。
 実は、スパイスサプリよりも前から、ヒハツ配合のチュアブル商品を販売しており、口コミで冷えに対する体感性が評価されていたのです。
 チュアブルの開発時には、素材のイメージであるアンチエイジングの訴求を先行させたのですが、エビデンスが揃ったことで、スパイスサプリでは冷えとむくみの機能性表示食品として開発することができました。
 


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