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液体カプセル採用のトップバリュ新サプリ

インタビュー写真

 「液体カプセルサプリメント」6品を一挙開発
 溶ける×賦形剤なし×酸化防止で高品質
 イオントップバリュ株式会社

 H&BC商品部ヘルスケアMD
  清田薫氏

日本の生活インフラを支える総合小売業イオングループで、生活品質向上ブランド「トップバリュ」の商品開発を担っているイオントップバリュ株式会社(千葉県千葉市)。コロナ下の人々の不安や健康ニーズに応じ、このほど新サプリメントシリーズ「液体カプセルサプリメント」をリリースした。今回は新剤型で企画されたトップバリュのサプリメントシリーズについて、H&BC商品部ヘルスケアMDの清田薫氏に聞いた。

――「液体カプセルサプリメント」の開発経緯について教えてください。 インタビュー写真

清田 コロナ下で企業の在宅勤務が常態化し、体に変調をきたす方が増えています。
 そうした変化は、健康に対する意識を向上させ、人々に生活習慣を見直す機会をもたらしました。イオントップバリュのサプリメントシリーズも売上が伸長しているのです。
 そこで、コロナ下におけるお客様の「不安」に、より応えられる商品群を拡充するべく、新コンセプトのサプリメントを企画しました。従来、トップバリュのサプリメントシリーズは錠剤やソフトカプセルの商品が大半でしたが、今回「液体カプセル」という新たな剤型を採用し、コロナ下の健康不安に対応するサプリメントシリーズとして発売しています。

――新剤型「液体カプセル」を採用されたきっかけとは。

清田 特に意識したのは、錠剤・カプセルの「崩壊性」についてです。国民生活センターが行った調査で、食品として流通する錠剤やカプセル形状の一般的なサプリメントのうち、医薬品に定められる基準時間内に「溶けない」商品が多数あったという結果が報告されたのです。
 そこで当社では、改めてサプリメントの役割を担保するため「しっかり溶ける」商品を提示するべきと考えました。
 液体カプセルは、従来のソフトカプセルと比べると「すばやく溶ける」特性があります。採用理由はまさにこの「溶ける」という点でした。
 当然ながら特定保健用食品や機能性表示食品以外の、いわゆる健康食品は機能性を表示することができません。そうした中で、消費者がサプリメントに対して抱くイメージを、いかに向上させることができるか。
 一例ですが、医薬品のかぜ薬には「すばやく溶ける」ことが訴求されているものもあります。そうした以前からの取り組みで「溶ける」ことが「すばやく広がる」「体感を得られる」というイメージにも繋がりやすくなっています。液体カプセルサプリメントは、そうした溶けるという点に重きを置いて開発しました。

――サプリメントの崩壊性に真剣に向き合った商品ですね。

清田 カプセル皮膜が溶けやすい点も強みですが、中身も「液体」で、カプセルが溶けた瞬間に成分が広がり出すこともポイントです。
 通常、ソフトカプセルやタブレットは賦形剤が含まれますが、液体カプセルにはその賦形剤がないことも特長です。その分、有用成分をカプセル内にしっかりと充填することができるのです。
 また、食品の酸化防止によく窒素が用いられるのですが、液体カプセルはこの窒素を充填することができます。これにより、酸化しやすい素材でもフレッシュかつ安定した状態で利用することができます。その点で、機能価値は高くても安定性がないという成分は、液体カプセルによるメリットが大きくなります。ビタミンDやビタミンEなどの脂溶性のビタミンも体に届けやすくなります。

――6品を上市されましたが、各商品の企画意図について教えてください。

カルニチン&ヒハツについて。 インタビュー写真

清田 こちらは、いわゆる燃焼系の商品となります。コロナ下以降、意識的に運動に取り組まれる方が増え、プロテイン市場は伸長しています。そこで、サプリメントで運動実施者に+αの価値を提供したいと考えました。
 体脂肪の燃焼が研究されている「カルニチン」と、内臓温度の上昇が研究されている「ヒハツ」を組み合わせることで体感を追求しています。
 新たにプロテインを飲み始めた方や運動に取り組み始めた方々に向けての商品となります。

ルテイン&ゼアキサンチンについて。
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清田 社会全体でテレワークが普及し、家で過ごす時間が増えました。パソコンやスマートフォン、タブレット等の画面を見続ける時間も増長傾向にあります。
 当然、それだけ目には負荷がかかっています。サプリメント向けの調査ではないのですが、小中学生の視力の低下も指摘されるなど、アイケア関連の話題は多く聞かれます。
 イオントップバリュのサプリメントシリーズでも、以前からブルーベリーの商品は出していました。しかし、アイケア素材であるルテインとゼアキサンチンは未企画でしたので、新たな液体カプセルの開発に際して、商品化することにしました。

DHA&EPAについて。 インタビュー写真

清田 実は、液体カプセルで開発したかったのが、このDHAとEPAです。
 魚油サプリにおいて、よく課題視されているのが「ニオイ」です。「戻り臭」という、飲んだ後の胃からただよう魚臭さですね。従来のソフトカプセルでは、この戻り臭が起こりやすいという課題がありましたが、液体カプセルは高密度の皮膜カプセルでニオイを抑制しています。
 また、今回の液体カプセルでは、窒素を充填して酸化を防止していますので魚油をよりフレッシュな状態で利用することができます。
 こうした点から、液体カプセルは健康オイルに適した剤型であると言えます。従来品と比べても違いを感じやすいところですね。
 


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