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料理や飲み物に混ぜても使える新美容飲料

インタビュー写真

 「プラセンタC300mL」斬新なレシピ創造も
 地球環境に配慮しフードロス対策を
 アース製薬株式会社

 ニューチャネル事業部
  平川敏博氏、安波さやか氏


 アース製薬には「生命と暮らしに寄り添い、地球との共生を実現する。」という経営理念があります。容器のリユースなど、環境問題に対する取り組みには力を入れています。

――食品メーカーとして環境問題に配慮すべき点とは。

平川 特にはフードロスの問題です。
 原因の一つはやはり「賞味期限」なのですが、この賞味期限の延長に取り組んでいます。
 具体的には、18カ月だったある商品の賞味期限を25カ月にまで延ばしました。
 アース製薬の美容健康食品カテゴリーの中で、プラセンタCゼリーとコラーゲンCゼリーの売上は約8割を占める売れ筋なのですが、これらの商品も18カ月だった賞味期限を25カ月にまで延ばし、フードロスへの対策を積極的に進めているところです。
 延長させるということは、それだけ品質を担保しなければなりません。より厳しい原料管理や品質管理が求められます。
 包装形態もプラスチックやビンなどそれぞれ性質が異なり、フードロスをどれだけ削減できるかを考えた上で選択をしています。
 商品には在庫があり、当然「余る」こともあります。これをゼロにすることは現実的には大変難しいです。ある程度の物量やストックが要りますし、返品されるものも当然出てきます。
 しかしながら、そうしたものをどうにか減らさなければいけない。ある意味、これは商品を作るよりも大変な部分ですが、これからの時代には重要なことです。
 新法が施行されたことも大きな節目になると考えます。大手食品メーカーが表示を変え、賞味期限の延長を発表しているのです。
 フードロスはメーカーだけでなく流通側にも関係する問題ですが、今、フードロスに対し、流通、メーカーの双方からアプローチが始まっています。賞味期限の猶予の緩和、そして賞味期限自体を伸ばすという活動ですね。
 これらの取り組みは、時に商品開発よりも難しくありますが、アース製薬は地球規模に立って商品作りを鑑み、食品カテゴリーに限らず、環境問題への取り組みを全商品カテゴリーで心がけています。

――容器やパッケージで考慮されたことはありますか。

平川 パッケージにおいては、今まで「プラセンタ」や「コラーゲン」など、原料名だけの簡素なものや機能的な側面だけを打ち出していましたが、訴求の仕方を模索し、今回の新商品では美味しさや温かみ、若い方にも受け入れられることを意識しました。
 容器のビンも色々なものに使うことを想定し、女性がどんなシーンでも手に取りやすい、インテリアにマッチする形状で設計しています。
 ビンそのものを二次利用してもらうことも狙っているのです。 インタビュー写真
 最近ハーバリウムが流行っているのですが、そうしたことにもプラセンタC300mLのビンを楽しくリユースしませんか、と。後はお好みで醤油を入れたり(笑)。
 楽しみ方も色々ですし、より理解を広げるためにレシピ動画やハーバリウム動画の作成、配信なども行っています。
 アース製薬ならでは着眼点で、商品を続けてもらう方向性を少し変えているわけですね。

 今SNSでは「こんな食べ方もできるんだ」という感動を喚起するような、アレンジ食品の動画をアップしているユーチューバーさんや、インスタグラムでもオリジナルレシピの料理写真をアップする方々がいらっしゃいます。
 そうしたインフルエンサーの方々にも活用してもらいやすい商品であることが、今回の一番のポイントになっています。

――より一般食品に近い形態で商品をラインアップされていますね。

平川 機能性表示食品制度で「もやし」や「みかん」といった生鮮食品でも機能性が表示されるようになり、今、一般食品と健康食品の境目が無くなりつつあります。
 当社もゼリーやドリンクなど、どちらかというと一般食品よりの商品をラインアップすることで、楽しく、美味しく続けてもらえればと考えています。

――男性ユーザーさんからの反響はありますか。

平川 男性の場合は活力面でポジティブなお声を頂いています。
 ただ男性の場合、コーヒーやタバコ、お酒といった嗜好性の強いものは愛好されるのですが、サプリメントとなると少し様相が異なってきますね。もちろん長く愛用されている方もいるのですが、女性よりは少ない状況ですね。

安波 一方で、男性はあまりブランドスイッチをしない傾向もあります。一度「これは良い」と決めると使い続ける方が多いんですね。
 あくまで傾向性の話ですが女性は相対的にブランドスイッチが発生しやすく、あるブランドを使っていたけれど、翌月には別のブランドを使うといったこともあります。

平川 我々のメインターゲットは20代後半から40代の女性の方々で、現状、そうした方々に絞った商品展開となっていますが、今後、より幅広い層に向けても美容健康食品を届けていきたいと思っています。
 高齢の方々へのアプローチも必要となりますし、また逆に、20代や30代から取り組める健康的な食品も視野に入れています。
 どうしても若い世代となると美容や健康向けの食品を不要と感じてしまう部分もあります。若い時に「コラーゲンを取らなくては…」とアセる方はあまりいないですよね。なので、例えばグミ状のサプリといったお菓子に近いライトな商品なども考えていきたいです。
 高齢の方に関しては、血圧が…、腰が…、関節が…、と年を重ねるごと美容というよりも健康面の方が気になります。
 そうした分野の対応商材は市場にも多いのですが、何か異なる方向からのアプローチは模索していきたいですね。

――最後に、開発への想いをどうぞ。

平川 美容食品を利用される方は、外見への意識が高い方です。より良く見られたいと思う内面的な部分が、行動を伴い、健康にも繋がっていきます。
 逆に、美容向けの食品が登場することによって、今まで意識されてこなかった方が「体の内側から綺麗にならなくては」と思い始め、セルフケアに積極的になることもあります。それがまた健康へと導くことになるのです。
 健康美容に対する意識変革を促すということも商品価値の一側面ではないでしょうか。
 今、ランニングやウォーキング、ヨガといった健康管理に取り組む方々も増えていますので、そうしたことにも目を配りながら、我々としてサポートできることをしっかりと考えていきます。
 健康は人生の基幹です。何をするにもそこが最も大切ですので、商品を通じ、多くの方々に健康と美容を届けられたらと思います。

――ありがとうございました。
 


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