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浅草から発信、手軽な漢方利用を全国へ

 漢方煎薬のほか、イチョウ葉や霊芝など健康茶も
 東京・浅草の商業施設「まるごとにっぽん」内
 1位、2位ダイエット向け

 /KAMPO煎専堂

店舗写真

漢方薬・健康食品メーカー「タキザワ漢方廠」は、「漢方」をより手軽なものへ革新するため2015年12月17日にモデル店「KAMPO煎専堂」を東京・浅草の大型ショップ施設「まるごとにっぽん」内に、施設オープンと同時に開店した。
 先駆けて運営していた大宮店から、より発信力の高い立地に移設。店舗は立ち寄りやすい「漢方」を目指して、明るい喫茶店のような雰囲気だ。
 平日は100~200人、休日は300人以上が訪れ、スタート以来上々の賑わいを見せている。
 興味を惹かれて訪れる客は、350円からと手軽に飲めるワンパック漢方煎薬を、常駐する登録販売者の丁寧な説明のもと、その場で飲むことができる。

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 全国約3000店の薬局・薬店と取引する同社が、従前から重視してきたのが「街の薬局・薬店の再興隆」だ。
 これまで薬局・薬店の経営者向けセミナーを全国各地で開催し、集客率の高い店舗運営のノウハウを広く発信してきた。モデル店はその取り組みの一環となっている。
 KAMPO煎専堂の店舗スタイルの導入を全国の薬局・薬店に推進しており、現在導入店は全国に50店。今年は100店舗への拡大を目標に掲げる。
 3月13日には、浅草の区民会館で導入説明会を開催した。薬局・薬店の経営者を募り新たな店舗スタイル「KAMPO煎専堂」の意義について説明した。
「現在、一般の人に漢方がどのように思われているか」。「気軽に立ち寄り漢方を試飲できるモデル店を運営したことで、どう思われたか」。「漢方に興味のなかった人、若い人、未病の人が、実際に気軽に訪れて漢方を試している」。
 同社が店舗の発展に取り組む中で調査した結果をもとに、新しい店舗スタイルの必要性を説いた。
 モデル店の運営はあくまでも街の薬局・薬店の活性化を目的とし、導入による契約料などは一切無い。地方から訪れた観光客には、約50ある全国各地の既存導入店を案内し、アンテナショップとして浅草から全国へ「手軽な漢方利用」を啓蒙している。

現地取材
 東武スカイツリーライン浅草駅から徒歩7分。平日にも関わらず、外国人を含む多くの観光客で賑わう仲見世通りを横切り、少し行った先でディスカウントストア「ドン・キホーテ」のビル。曲がればそこにオープンしたばかりの商業施設「まるごとにっぽん」がある。
KAMPO煎専堂は、施設2Fの「和来」フロアにある。棚やテーブル、イスといった造りが全体的に「木製」で統一され、温かい雰囲気を醸している。

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品揃えは、漢方煎薬のほかイチョウ葉茶やバラ甜茶、びわの葉茶、れいし茶、くこ茶、よもぎ茶など「健康茶」も豊富だ。
「30~40代の女性をメインに、若いお客様にも幅広く来てくださっています」。答えてくれたのは、タキザワ漢方廠本部 企画課 店舗・製品開発部の藤本さん。
 売れ筋は、1位、2位と続いてダイエット系だ。
「女性の方はあまりダイエットについて直接口に出して相談はされないのですが、やはり一番気になるところのようですね」
 2位の「防已黄耆湯」は、取材時には品切れ状態になっているほどの人気ぶり。
 続いて多いのが「疲労」向けの製品だ。
「仕事帰りに立ち寄って、疲れた体を癒すため、ほっと一息つかれる方も多いです」
 現代社会で多くみられる「心の悩み」向けもランクイン。
「ストレスケアは男女問わず多くの方から、よくご相談があります」
 そのほか、季節的に売れる製品も。
「花粉症シーズンに対応したものも注目です。鼻水に対応する製品もトップ10にランクインしていますが、ランク外の製品にも花粉症特有のさらさらした鼻水に対応した漢方がありますので、今後伸びていくかと思います」

漢方体験
 花粉症の記者はさっそく試すことに。陳列される数々の漢方の中から、さらさら鼻水に効く「小青竜湯」を選択。

店舗写真

店員の丁寧な説明のもと、店の奥へ。すでに300mlの水が注がれてある容器を取り、袋から取り出した漢方のティーパックを中に入れる。そのまま容器ごと、店内に設置された電子レンジへ。
「店の電子レンジは漢方用に5分に設定されています。ボタン1つ押すだけで出来上がります」
 温めて待つこと5分。沸騰する湯は茶色に。KAMPO煎専堂のロゴが入った専用カップに注いで完成だ。
「温かいので摂取しやすいのも特徴の一つです。夏場は少し抵抗感を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが、冷房の利きすぎで体を冷やし、体調を崩されやすい女性の方にもおすすめです」 
 全面窓の明るい斜光が居心地よく、取材時にはカップルや若者の利用者の姿も見受けられた。


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