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αオリゴ糖で真のリスク小型LDL低減

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 機序は中性脂肪値とインスリン抵抗性
 健康診断での測定普及へ働きかけも
 小型LDLの機能性表示食品も進行

 /シクロケム
   東京都中央区、TEL03-6262-1511

シクロケム(東京都中央区)は、血管系疾患リスクの指標とされる「LDLコレステロール」に代わり、真のリスクマーカーであることが解明されてきた「小型LDLコレステロール(small dense LDL)」について、難消化性αオリゴ糖による低減作用とそのメカニズムを報知した。
 小型LDLコレステロールは、血中の中性脂肪およびインスリン抵抗性に起因して産生されるメカニズムが報告されており、難消化性αオリゴ糖の血中中性脂肪値の上昇抑制作用とインスリン感受性改善作用が、ひいては小型LDLコレステロールの低減に繋がるものとみられている。

――健康の新認識
「小型LDLコレステロール」
 従来、LDLコレステロールは総じて健康リスクの指標とされてきたが、真に注目すべき危険因子は「小型LDLコレステロール」であることが、昭和大学医学部の平野勉教授の研究により明らかとなってきた。
 平野教授は小型LDLコレステロールの量が冠動脈疾患と密な関係を持ち、通常のLDLよりも判然とした因子であることを解明。診断と治療の指標として用いるよう促している。
 平野教授の研究内容は「日本総合健診医学会」や「日本人間ドック学会学術大会」でも報告されており、確立された測定法・測定機器を「健康診断で活用」しようとする働きかけも積極的に行われているところだ。
 シクロケム社も健康維持や疾病予防の観点からこれを支持している。測定や疾患の治療は医学界を中心に発信された話題だが、健康診断で「小型LDLコレステロール」の測定が始まれば、広く認知されるリスクマーカーとなるため、予防を主眼とする健康産業界でも今後大きな話題となりそうだ。

機能性表示食品への届出も進行中
αオリゴ糖が小型LDLを低減
 難消化性αオリゴ糖は、2016年に健常人の小型LDLコレステロールを低減する作用が報告されている。その作用機序は科学的に考察されており、これをもってシクロケム社では、難消化性αオリゴ糖を関与成分に「小型LDLコレステロールを低減する」旨の機能性表示食品化を目指している。すでに消費者庁に届け出ており、2019年9月現在、受理に向けて準備を進めているところだ。

小型LDL低減作用のポイント
血中の中性脂肪値とインスリン抵抗性
 難消化性αオリゴ糖による小型LDLコレステロール低減の作用機序について、シクロケム社は「血中の中性脂肪値」と「インスリン抵抗性」にあると考察する。
 その拠り所は平野教授の研究で明らかとなった、小型LDLコレステロールの産生メカニズムにある。小型LDLは、「血中の中性脂肪値」と「インスリン抵抗性」に起因して産生されることが分かっているからだ。

 αオリゴ糖は、小型LDLコレステロールの低減作用が確認されたのと同じ試験環境において、血中中性脂肪値の上昇抑制が確認されている。
 αオリゴ糖によって血中中性脂肪値の上昇が抑制されるのは、中性脂肪が分解されてできた「脂肪酸」が、吸収されるより前にαオリゴ糖に「包接」され、吸収が抑えられるため。その抑制能は、1gのαオリゴ糖で9gもの脂肪を排泄できることが分かっている。

 また、αオリゴ糖は小型LDLコレステロールの低減が確認された試験で、同時にインスリン抵抗性指数が低下することも報告されている。
 これは難消化性αオリゴ糖が腸内細菌叢の改善、短鎖脂肪酸量の増加、バクテロイデス菌の増加による間接的なLPSの低減、不飽和脂肪酸の選択的な吸収、飽和脂肪酸の選択的な排出など、インスリン感受性を改善させる各要素に働きかけることで作用したものと考えられている。

次代の健康管理へ
小型LDL対策に難消化性αオリゴ糖を
 真のリスクマーカー「小型LDL」に対し、αオリゴ糖による低減作用の機序解明が進んだことを受けて、シクロケム社は次代の健康管理手段として、αオリゴ糖のさらなる活用を促していく方針だ。


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