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健康寿命に関わるヒトケミカルを解説

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 「CoQ10」「R-αリポ酸」「L-カルニチン」
 細胞内のミトコンドリアで働く栄養素
 第14回コサナセミナーで作用機序を発信

 /コサナ
   東京都中央区、TEL03-6262-1512

コサナ(東京都中央区)は、健康素材の様々な有益情報を発信する第14回コサナセミナーを開催。代表の寺尾啓二氏が日本人の健康寿命に深く関わる栄養素「ヒトケミカル」について解説した。
 ヒトケミカルは、人間に必要な7大栄養素に並び8番目に位置づけられる栄養カテゴリーで、積極的な摂取が望まれることから同社が提唱してきたものだ。
 ヒトケミカルは日本人の体質や現代の食習慣に起因する健康問題に対して有用だが、吸収性や安定性に難があり一時的なブームで終わってしまった過去がある。
 同社では、そのヒトケミカルが抱えていた課題を環状オリゴ糖「シクロデキストリン」のナノテクノロジーにより解決し、本来有していた真価を顕出させることに成功している。

ヒトケミカルの中でも特に重要な3成分
CoQ10、R-αリポ酸、L-カルニチン
 7大栄養素に並んで重要な栄養素として位置づけられているヒトケミカルは、「人間の体内で作られている栄養素」であり、「20歳頃をピークに体内での生産量が減少していく」ものだ。
 広義でのヒトケミカルは多数存在するが、同社では特に「CoQ10」「R-αリポ酸」「L-カルニチン」の3成分を重要視し、“3大ヒトケミカル”として提案している。
 この3大ヒトケミカルは20歳頃を境にして減少していくが、同時に体内のコラーゲン、NK細胞、免疫力、基礎代謝量、女性ホルモン、長寿に繋がる抗酸化物質など体内で用いられる多くの有用成分の減少とも連動することから、健康寿命に深く関わるものとみられている。
 日本人は特に、男性で平均9年、女性で13年ほどの期間を要介護で過ごしており、欧米人と比べてはるかに高い割合を呈している。運動や睡眠、食習慣など、原因はさまざま挙げられるが、同社では中でも、この3大ヒトケミカルの関与が大きいとして積極的な利用を啓蒙しているところだ。

全細胞に存在するミトコンドリアの中で
 エネルギー産生に関わる栄養素
 抗酸化物質としての意義も
 60兆に及ぶ人の細胞一つ一つに存在するミトコンドリアの中で、CoQ10、R-αリポ酸、L-カルニチンの3成分はエネルギー産生に関わっている。
 脂質を代謝するためにはL-カルニチン、糖質を代謝するためにR-αリポ酸、アセチルCoAからTCA回路、電子伝達系で補酵素としてR-αリポ酸やCoQ10が働いている。
 ここで重要となるのが、R-αリポ酸とCoQ10がエネルギー産生時に「酸化型」から、抗酸化力を発揮する「還元型」へと変わるという点だ。
 エネルギーの産生時、ミトコンドリアの中では次々と活性酸素が発生している。活性酸素は細胞にとって害のあるもので、ガンや認知症、糖尿病の起因になるとも指摘されているもの。
 その活性酸素に対し、R-αリポ酸とCoQ10は大元となるミトコンドリアの中で、自身は酸化型としてエネルギー産生に寄与しつつ、その後は還元型となり、あらゆる抗酸化物質に先んじて抗酸化能を発揮することができるのだ。

 寺尾氏はこのエネルギー産生時に発揮される抗酸化能の意義について「人間のような高次の動物が存在するには、全体の細胞と細胞の中でエネルギーを作る場所とを分けなければならなかった。
 なぜなら、エネルギーの産生にはATPと同時に、活性酸素が次々と発生するからである。動物にとってエネルギーを得ることは必要だが、同時に出てくる活性酸素は体やDNAを傷つけてしまう。
 この活性酸素をいかに除去するかという点において、ヒトケミカルは重要な意義を有している。エネルギー産生時に自らは抗酸化物質に変わり、活性酸素が生まれるその場所で一番はじめに抗酸化能を発揮するからである。
 一般的にエネルギーを作るときに重要な成分と言われているが、実はそれだけではなく、ミトコンドリアの中で抗酸化物質として働くという点がとても重要である」と述べた。

正常なミトコンドリアが促す
壊れた細胞の除去「アポトーシス」
 エネルギー産生だけでなく、ミトコンドリアには細胞死「アポトーシス」を指令する機能があることも分かっている。壊れた細胞はガンの元になるため、除去しなければならない。ミトコンドリアが健全でなければ、こうしたガン細胞の元となる壊れた細胞の除去もできなくなってしまう。
 ビタミンCやEの抗酸化能でミトコンドリアを健全に保つという観点においても、ヒトケミカルは有用な働きを持っている。体の中でビタミンCやEが活性酸素の除去に使われても、ヒトケミカルであればエネルギー産生時に還元型となり、ビタミンCやEの抗酸化力を再び元に戻すことができるからだ。ヒトケミカルはそうした他の抗酸化成分とも相性が良く、ミトコンドリアの健全化において非常に大きな意義を有している。
 また、ミトコンドリアを健康に保つことは様々な健康問題に対してもアプローチすることになり、ひいては健康寿命の延伸にも繋がっていくことになる。

 その他、セミナーではCoQ10とR-αリポ酸が抱えていた安定性・吸収性の課題をγCD(γシクロデキストリン)包接によって格段に向上したデータや、その画期的なメカニズム、研究経緯、具体的に抗酸化力を発揮することを確認した試験データなどが説明された。


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