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青汁の健康価値を高める新手法を提案

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 多機能なスーパー難消化性デキストリン
 糖、脂肪の吸収抑制など有用性豊富に
 αオリゴ糖とマヌカの配合で相乗作用も

 /シクロケム
   東京都中央区、TEL03-6262-1511

環状オリゴ糖の研究開発で様々な健康素材の機能性向上を果たしてきたシクロケムは、青汁の健康価値を高める手法として「マヌカハニー」と「αオリゴ糖」の配合を提唱している。
 マヌカハニーについては、特有成分のメチルグリオキサール(MGO)とシリング酸メチルの有用性について別記事でも掲載したが、ここではαオリゴ糖が有する多機能性について取り上げる。

――青汁の水溶性食物繊維不足に対し、
   スーパー難消化性デキストリンを
 一般的に、青汁は不溶性の食物繊維が含まれている一方、水溶性の食物繊維はあまり含まれていない。そのため、市場には水溶性の食物繊維である難消化性デキストリンを添加した商品が数多く上市されている。
 同社ではそうした難消化性デキストリンの上位互換として、数々の健康機能を持つ“スーパー難消化性デキストリン”こと「αオリゴ糖」の活用を勧めている。

――難消化性αオリゴ糖が
   砂糖と脂肪の両方を吸収抑制
 あらゆる食品に含まれている砂糖と脂肪は、栄養素としての役割のほかにも「美味しさ」に寄与する重要な側面がある。しかし、糖尿病や肥満症など、同時に摂り過ぎによる健康への悪影響が懸念されており、現代人には特に気にされている栄養素だ。
 そうした健康面で気がかりとなる栄養素に対して、αオリゴ糖は画期的な機能がある。それが、砂糖と脂肪の吸収抑制と、それに伴う血糖値および血中脂肪値の上昇抑制作用だ。
 特に、糖の吸収抑制においては、デンプンと砂糖の双方に対して吸収抑制作用を有している。
 デンプンは消化酵素「アミラーゼ」で、砂糖(スクロース)は消化酵素「スクラーゼ」で、それぞれ分解されてグルコースとして吸収されるが、αオリゴ糖は、このアミラーゼとスクラーゼの両方に阻害作用があり、デンプンと砂糖のどちらについても吸収を抑制することが可能なのだ。
 実際に、炭水化物50gに相当する米に、αオリゴ糖をそれぞれ0g、2g、5g、10g含ませ、摂取後に血糖値を測定した試験では、αオリゴ糖の量に依存し、血中の血糖値が有意に減少することが確認され、マウス試験では、αオリゴ糖と砂糖を経口投与した後の血糖値はαオリゴ糖の投与量に依存して減少することが確認されている。 
 脂肪においても、中性脂肪含有食とαオリゴ糖を2g摂取した後、経時的に血中の中性脂肪値を分析した試験において、不溶性食物繊維のセルロースを摂取した対象群と比較して有意に上昇を抑制することが認められた。

――αオリゴ糖1gで、
   9gの砂糖もしくは9gの脂肪を吸収抑制
 これまでの研究から、αオリゴ糖1gで9gの砂糖を吸収抑制できることが確認されていたが、新たにαオリゴ糖1gで9gの脂肪を抑制できることも判明。いずれも1対9の割合で吸収を抑制することができ、少量の添加であっても大きな成果を期待できる。

――悪玉脂質の飽和脂肪酸を、
   選択的に排出できる
 脂肪酸には、体に健康的な「不飽和脂肪酸」と、健康への悪影響が問題視される悪玉脂質「飽和脂肪酸」とがある。αオリゴ糖の特長の一つが、その悪玉脂質である飽和脂肪酸を選択的に排泄する機能だ。
 αオリゴ糖摂取によるマウスの血漿中脂肪酸組成の変化を調べた試験では、DHA、オレイン酸、アラキドン酸といった健康的な不飽和脂肪酸は増加したのに対し、トランス脂肪酸、ステアリン酸、パルミチン酸などの飽和脂肪酸は減少することが確かめられた。

――αオリゴ糖で、動脈硬化の抑制作用も
 さらに、αオリゴ糖は動脈硬化に対しても有用であることが解明されている。
 アテローム性動脈硬化症モデルのApoE欠損マウスを用いた試験で、高脂肪食にαオリゴ糖を加えたマウス群は、低脂肪食を与えた群と同程度にまで血管の病変が抑えられる結果が示されたのだ。

――αオリゴ糖とマヌカハニーで、
   抗菌性と腸内環境改善機能に相乗作用
 シクロケム社は、αオリゴ糖によるマヌカハニーの粉末化技術を用い、健食としても商品化しやすい原料「マヌカハニーαオリゴ糖パウダー(MAP)」を開発している。
 粉末化だけでなく、αオリゴ糖とマヌカハニーの組み合わせには、それぞれが有している抗菌性と腸内環境改善機能の相乗作用という高い付加価値がある。
 グラム陰性菌に対する抗菌力を調査した試験では、MAPを添加した群が、αオリゴ糖とマヌカハニーをそれぞれ単体で添加した群よりも、はるかに細菌増殖が抑制され、明らかな相乗効果が認められた。
 αオリゴ糖が菌の細胞壁を溶かす活性、マヌカハニーが菌の線毛・鞭毛を固める活性という、それぞれ異なる抗菌メカニズムが働くことで、滅菌性が相乗的に高まるためだ。
 腸内環境の改善機能においても、ヒト糞便細菌叢を用いた発酵処理後の有機酸代謝産物量を調べた試験で、MAPを添加した群が、αオリゴ糖、マヌカハニーをそれぞれ単体で添加した群よりも乳酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸のすべてで増加することが確認されている。
 こうしてマヌカハニーと組み合わせることで、単体でも高い有用性が得られるαオリゴ糖は、健康機能をさらに高め合えるという付加価値を生み出すことができる。
 シクロケム社では、多くの企画が登場している青汁の新しい差別化提案とともに、今後もαオリゴ糖やMAPのさらなる応用研究とその活用を積極的に啓蒙していく方針だ。


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