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大麦若葉の腸・肌への作用メカニズム究明

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 東京大学との産学連携研究で素材開発
 健常成人女性を対象に試験を実施
 学生を対象とした研究者育成にも注力

 /東洋新薬
   東京都千代田区(広報室)、TEL03-5501-7788

東洋新薬(本社:福岡県福岡市)は、2018年6月27日、東京大学弥生キャンパスで産学連携研究セミナーを開催。東京大学との連携協定で取り組んできた新素材の開発やその応用、若手研究者の養成への成果を発表した。

ヒト臨床試験で大麦若葉の作用機序を解明
 同セミナーで登壇した東京大学定量生命科学研究所の須谷尚史氏は「『大麦若葉末』摂取による腸内菌種叢改善作用」と題して発表。大麦若葉末は角層水分量増加など皮膚状態の改善作用が示されていたが、詳しいメカニズムは明らかになっていなかった。そこで須谷氏は、大麦若葉末の皮膚状態の改善作用および腸内細菌叢の改善作用について、ヒト臨床試験を実施し、そのメカニズムを解明した。
 試験は、乾燥を起因とする肌荒れのある健常成人女性8名を、大麦若葉末を含む食品群、大麦若葉末を含まない食品群とに分けて、8週間継続摂取させる二重盲検プラセボ対照並行群間比較を実施。摂取開始前、摂取4週間後、および8週間後に頬の角層水分量の測定行い、さらに摂取開始前と摂取8週間後の被験者の便を次世代シークエンサーを用いた16SリボソームRNA解析によって腸内細菌叢の同定を行った。
 その結果、大麦若葉末群では、摂取4週間後、および8週間後の頬の角層水分量の変化量が、プラセボ群と比較して有意に増加することが判明した。
 また、大麦若葉末群の摂取前後の腸内細菌叢は、プラセボ群と比較して、善玉菌の増加、悪玉菌とされるClostridiaceae科の有意な減少、または減少傾向が認められた。このことから、大麦若葉末の摂取により皮膚状態が改善されることが示され、そのメカニズムが大麦若葉末摂取による腸内細菌叢の改善によることが示唆された。

若手の研究者育成にODEMワークショップ
 産学連携研究セミナーでは、東京大学の学部生・院生を対象に健康食品の商品開発を疑似体験するODEM体験型ワークショップも同時開催した。
 学生を対象としたセミナーとワークショップの共同開催について、同社は「本企画を通じて次世代を担う若手研究者に対し、研究成果をビジネスにつなげ、社会貢献する意義を考える場を提供できた」としている。


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