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眼瞼炎の予防に有望なMAPの抗菌作用

ニュース写真

 マヌカハニーαオリゴ糖パウダー(MAP)
 黄色ブドウ球菌など原因菌を殺菌・阻止
 マヌカとαオリゴ糖の相乗的な抗菌力で

 /シクロケム
   東京都中央区、TEL03-6262-1511

シクロケム(東京都中央区)は、スーパー難消化性デキストリンこと「環状オリゴ糖」の研究過程で開発した「マヌカハニーαオリゴ糖パウダー(MAP)」について、新たに眼瞼炎(がんけんえん)の予防に有用な抗菌作用が確認されたことを報知した。同データが、かねてより解明してきたMAPの数々の抗菌作用と有用性をさらに後押しする形となっている。

眼瞼炎の原因となる細菌に対し、
「繁殖抑制」と「殺菌」を発揮
 眼瞼炎は瞼(まぶた)の辺縁で起こる炎症の総称で、瞼の皮膚に起こる「眼瞼皮膚炎」や目じりに起こることが多い「眼角眼瞼炎」、まつ毛の付け根あたりに起こる「眼瞼縁炎」などが挙げられる。
 眼瞼炎は薬品・化粧品に対するかぶれやアレルギーを原因とする「非感染性」と、細菌あるいはウイルスに感染して起こる「感染性」とに分けられている。
 そのうち感染性は黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌、緑膿菌などが増殖することによって引き起こされ、主に眼瞼縁炎の原因になる。
 今回の研究では、抗菌作用のメカニズムが解明されてきたマヌカハニーと、そのマヌカハニーにαオリゴ糖をかけ合わせたMAPを用いて、これら眼瞼炎の原因となる黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌、緑膿菌に対する抗菌作用を比較検討した。
 マヌカハニーは、含有成分「メチルグリオキサール(MGO)」の抗菌活性が解明されており、今回の研究では、そのMGOがどれだけ少ない量で菌の繁殖を抑えられるかを示す「最小阻止濃度(MIC)」と、どれだけ少ない量で殺菌できるかを示す「最小殺菌濃度(MBC)」の2つの方法で評価された。
 その結果、MAPの黄色ブドウ球菌と表皮ブドウ球菌に対するMICとMBCは、マヌカハニー単体と比べて低くなることが確認された。
 つまり、MAPは、マヌカハニー単体で用いた時よりも少量のMGOで、菌の繁殖を防ぎ、かつ、殺菌できることが明らかとなったのだ。 ニュース写真
 
マヌカハニー×αオリゴ糖の相乗作用で
優れた抗菌活性を示すMAP
 マヌカハニー単体よりも、マヌカハニーにαオリゴ糖をかけ合わせたMAPの方が優れた抗菌活性を得られる点について、シクロケム社は、これまでの研究から、マヌカとαオリゴ糖のそれぞれ異なる抗菌メカニズムが、相乗的に作用するものであることを突き止めている。

溶菌作用をもたらすαオリゴ糖
 まず、αオリゴ糖には細胞膜を形成するリン脂質を包接することで悪玉菌に穴を開け、内液を溶出させる「溶菌作用」が確認されている。さらに善玉菌によって発酵されると短鎖脂肪酸へゆっくりと変化し、持続的に腸内を酸性に保つことで善玉菌優位の環境に導く働きがある。

菌の動きを止めるマヌカハニー
 一方のマヌカハニーに含まれる有用成分MGOは、悪玉菌が活動するために備えている線毛や鞭毛といったタンパク質を、糖化反応で固め、その動きを止める作用を有している。また、善玉菌によって醗酵されると乳酸へと変わり、αオリゴ糖と同様に腸内を善玉菌有意の環境に整える働きがある。

ダブルのメカニズムで、
各種病原細菌に抗菌作用を発揮
 αオリゴ糖、マヌカハニーそれぞれに固有の抗菌メカニズムがあることを突き止めた同社は、両素材をかけ合わせたMAPの抗菌力を自社研究においても調査している。
 研究の結果、マヌカハニー、αオリゴ糖をそれぞれ単体で用いた時よりも、双方を同時に用いた時の方が、相乗的に抗菌作用が発揮されることが認められた。
 このダブルのメカニズムを持つMAPの抗菌作用は、今回の眼瞼炎に関する黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌の他にも、肌に関わるアクネ菌や口内に関わる虫歯菌・歯周病原因菌、胃内に関わるピロリ菌、腸内病原菌など、さまざまな病原細菌に対して検討が行われ、数々の実用的な成果が得られているところだ。
 2014年にはUSナチュラルスキンケアの発明賞の金賞を受賞し、国内でもニキビケアのための泡洗顔も開発されている。MAPを用いたドリンク向け粉末や青汁といった斬新な商品開発も活発に行っており、国内ブランドオーナーに向けてさらなる活用を促していく方針だ。


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