HOMEニュース一覧 ≫ マヌカハニーとαオリゴ糖の健康情報啓蒙(2017)

解明進むαオリゴ糖の抗アレルギー作用

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 さまざまなヒト臨床で有用性が判明
 短鎖脂肪酸が制御性T細胞に関与
 マヌカハニー×αオリゴ糖が最良結果に

 /シクロケム
   東京都中央区、TEL03-6262-1511

シクロケム(東京都中央区)は、αオリゴ糖にアレルギー症状を緩和する作用があることをさまざまな臨床試験により確認。その機序が、アレルギーを起こす因子「IgE抗体」の減少にあることを究明したうえで、腸内細菌がαオリゴ糖を発酵処理した後に代謝する「短鎖脂肪酸」が、「制御性T細胞」の増加に関わるとする先進の研究成果を支持した。

αオリゴ糖の抗アレルギー作用を確認
 ●気管支喘息 ●アレルギー性鼻炎 ●アレルギー性皮膚炎
 同社はまず、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アレルギー性皮膚炎のそれぞれの症状を示す人を被験者として、100ml中に5gのαオリゴ糖を溶かした水を用いて試験を実施。2週間、睡眠前に服用した際の症状の変化を調査した。
 その結果、気管支喘息については被験者4人全員に症状の消失、アレルギー性鼻炎は12人中7人に症状消失、3人に改善、アレルギー性皮膚炎は7人中2人に症状消失、4人に改善の結果が得られた。これらのデータから、αオリゴ糖が抗アレルギー作用を示すことを明らかにした。

アレルギー疾患の発症機構「IgE抗体」の
  減少をアトピー性皮膚炎患者で確認
 αオリゴ糖が示す抗アレルギー作用の機序について、同社は即時型アレルギーと呼ばれる「I型アレルギー」の発症機構「IgE抗体」に着目。αオリゴ糖がアレルギー反応の因子となるIgE抗体を減少させると考え、アトピー性皮膚炎患者を対象としたヒト臨床試験を実施。被験者15名にαオリゴ糖を1回2.5g、1日2回、朝と夜の食事時に摂取し、摂取前、1カ月後、2カ月後、3カ月後の各期間で医師による観察部位の診断と血液中の特異IgEの推移を調査した。
 その結果、血液中の特異IgEはスギ、イヌノフケ、ハウスダスト、ヒノキともにαオリゴ糖の摂取期間が長くなるにつれて有意に減少していくことが分かった。さらに医師の所見による評価では、掻痒(そうよう)、掻破痕(そうは・こん)、乾燥、紅斑、腫脹(しゅちょう)、鱗屑(りんせつ)、丘疹(きゅうしん)、すべての症状が摂取前よりも改善すると判断された。皮膚の観察画像においても、目にみえて腫れや発疹の緩和が認められている。

αオリゴ糖摂取後の短鎖脂肪酸増加が
 抗アレルギー作用のキーポイントに
 同社は、αオリゴ糖摂取によるIgE抗体の減少が、腸内細菌によって代謝される「短鎖脂肪酸」の働きにあると考察。というのも、近年の研究により短鎖脂肪酸の免疫系への作用が明らかとなってきたからだ。
 もともと、アレルギー症状の出やすい人は、免疫システムの「2型ヘルパーT細胞(Th2)」の割合が「1型ヘルパーT細胞(Th1)」よりも大きいことが知られる。この2型ヘルパーT細胞の偏りによって、免疫細胞のB細胞が大量の特異的IgE抗体を発生させ、その結果としてアレルギー症状を起こしてしまうのだ。しかし近年、このT細胞ネットワークの中で「制御性T細胞」がアレルギー疾患の発症抑制やアレルギー疾患治癒に関与することが分かってきた。
 2013年には、理化学研究所や東京大学、慶應義塾大学先端生命科学研究所らの共同研究チームが、腸内細菌の作る短鎖脂肪酸が体内に取り込まれて免疫系に作用すると、制御性T細胞が増加することを明らかにしている。

マヌカハニー×αオリゴ糖の組み合わせが
 最も多く短鎖脂肪酸を増加 ニュース写真
 
 短鎖脂肪酸が抗アレルギーに有用であることが解明されてきた中で、同社は食品による腸内環境の改善研究を進めてきた。とりわけ、マヌカハニーとαオリゴ糖がそれぞれ独自に有する腸内環境の改善作用についてさまざまな試験を実施。その延長で、マヌカハニーとαオリゴ糖を組み合わせた「マヌカαオリゴパウダー(MAP)」が、それぞれ単体で摂取するよりも優れた有用性を発揮することを解明してきた。
 有機代謝産物量への影響を調べる試験では、ヒト糞便細菌を用いて発酵処理後の乳酸、酢酸、プロピオン酸、ブタン酸の量の変化を調査。水やマヌカハニー、αオリゴ糖の単体摂取と比較して、MAPは最も多く有機代謝産物量を増加させることが分かった。これにより、MAPが腸内の短鎖脂肪酸を増やすのに適した素材であると同時に、抗アレルギー剤として有用に働くことが分かった。
 日本は衛生的な環境が整いすぎて病原菌やウイルスとの接触機会が少なく、抵抗力の弱化が指摘されており、アレルギー患者の増加傾向もある。同社では制御性T細胞に関わる短鎖脂肪酸のメカニズム解明を機に、MAPの抗アレルギー素材としての活用促進と啓蒙普及をさらに進めていく方針だ。


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