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大腸炎の緩和作用に関する試験結果を報知

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 ETOコーティングの高吸収性クルクミン
 濃度依存的に炎症緩和の結果が顕著に
 遺伝子発現に作用するメカニズムも

 /セティ
   東京都千代田区、TEL03-5510-2651

セティ(東京都千代田区)は、高吸収性クルクミンに大腸炎を緩和させるデータが確認されたことを報知した。研究はベイラー大学のゴーエル博士らが実施したもので、世界的な総合科学誌「Nature」のサイトコンテンツ「SCIENTIFIC REPORTS」にも公開されている。
 高吸収性クルクミンとは、クルクミンを油成分「ETO(エッセンシャルターメリックオイル)」でコーティングした機能性原料。油成分を含むことで、吸収性を高め、バイオアベイラビリティを向上させている。

有意に作用を示した試験結果
 試験は、マウスを対象として、(1)コントロール群、(2)DSSデキストラン硫酸を投与した大腸炎誘導モデルマウス群、(3)DSSモデルマウスに一般的なクルクミンを投与した群、(4)DSSモデルマウスに高吸収性「ETOクルクミン」を投与した群の、全4群に分けて実施。炎症を誘導することで健全な状態から著しく変化がみられるDAI(disease activity index)を評価した。その結果、ETOクルクミンが、DSSによる炎症を有意に緩和することが認められた。
 さらに、一般的なクルクミンとETOクルクミンをそれぞれ5mg/kg、25mg/kg、50mg/kg投与で検証。すると、ETOクルクミンの濃度依存的に炎症が緩和され一般的なクルクミンよりも効果が高いことが分かった。ETOクルクミン50mg/kg投与群では、炎症誘導モデルマウスのコントロール群と比較して、DAIを有意に低下することが確認された。

遺伝子発現への作用も確認
 同試験では、各摂取群の遺伝子発現への影響も調査した。ETOクルクミンを摂取した群で、Treg細胞が増加し、炎症を抑えるサイトカインの発現が多くなるというデータが取れた。一方で炎症を誘導するサイトカインについては減少することが確認された。
 これらのデータからETOクルクミンが炎症の誘導・抑制に関わるサイトカインを増減させることで、遺伝子レベルで炎症を抑制するという作用メカニズムが示唆された。


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