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食事に+1杯で理想的な栄養バランスを

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 働き世代に、シニアに、ダイエットに
 0から1へ、新たな商品分野の創造を
 株式会社IDEA

 マーケティング部
  石井 雄一氏


――健康的な栄養バランスに着目されたわけとは。

石井 西洋化した現代の食事は、塩分、糖質、脂質の全体に占める割合が多くなります。魚や野菜を中心としていた日本に、西洋文化が流入したことによって栄養に偏りが出てきたわけです。
 そうした背景を踏まえ、現代食で足りていない栄養の1日分を1杯200mlで補給できるようにしたのがバランサーなのです。
 食事を牛丼やラーメン、即席麺などで済ませてしまう若い方はもちろん、健康を気にして野菜ジュースを飲んだり、コンビニ弁当にプラスしてサラダのパックを食べたりする方でも、分析して数値化すると実は栄養素的に足りていないことが分かります。
 サラダ1食分の栄養量は大体分かりますので、そうしたことを見ていくとやはり足りていないのが実情なのです。そこでバランサーには、国が定めている日本人の食事摂取基準をもとに栄養成分を不足なく配合しました。
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――特に注目された栄養素などはありますか。

石井 基本的にビタミンとミネラルはしっかりと推奨量を取っていただきたいと思っています。特にミネラルは現代の食事では取り難くなっていますので、商品としても不足のないように心がけました。
 今の食事は、およそ肉などのタンパク質よりも炭水化物がメインになっています。全体的にミネラルが不足しがちなのです。マルチビタミンやマルチミネラルといったサプリメントもありますが、それでも全体的にみると他の栄養素が欠けてしまいます。
 実際のところ、自分に何の栄養素が足りていないのかを完全に把握している人は極少数だと思います。それであれば、すべての栄養素を包括的に取れるようにした方が、不足なく済みます。
 1日の推奨栄養素は20種類あり、バランサーはそれらの栄養に加えてタンパク質、カルシウム、食物繊維の3つを含み、23種類の栄養をコップ一杯が取ることができます。
 一方、あくまでも「食事にプラス」するものですので、現代食で摂り過ぎが懸念される糖質や塩分、脂質については1g以下と、非常に少なくしています。
 あくまでも食事がメインですので、そちらで十分摂取できているものは抑えているわけです。
 カロリーも水で作った場合55.3kcalしかありません。高栄養かつ低カロリーが、バランサーの大きな特長ですね。

――ターゲット層は働き世代の若者でしょうか。

石井 開発当初は20代の若い男性をメインに据えていました。牛丼でお昼を済ましてしまったり、残業しながら軽食で終わらせてしまったりと仕事で多忙な方もいます。
 そうした方々に向けて作ってはいるのですが、いざ発売してみるとシニアの方やアスリートの方にも購入いただいています。糖質を制限するアスリートの方や、食が細いシニアの方でも、バランサーの高栄養でタンパク質が取れる点が評価されているようです。
 よりタンパクが欲しいという方はバランサーにプラスしてプロテインを使っている方もいらっしゃいます。
 さまざまなユーザーからお求めいただいている観点から、多彩なチャネルで展開できるのではと手応えを感じています。今は、テストマーケティングの段階ですね。
 これは一例ですが、65歳となる私の母親がお腹の調子が悪く、病院で受診した時に「野菜を取り過ぎている」と診断されました。
 年齢とともに肉や脂物が段々と食べられなくなり、野菜や魚を中心とした食生活を送っていました。しかし、それが原因で調子を悪くしてしまう場合もあるのです。野菜は絶対的に体に良いという先入観は強いですが、医者から肉や赤味を食べなさいと指摘されたのです。タンパク質が足りていません、と。 
 野菜不足が懸念される現代ですが、一方でシニア世代が増えてきている昨今は逆のパターンもあるわけです。野菜だけでなく、赤身の肉などのタンパク質を取る必要もあります。
 これはシニア世代の方々全般に共通して言えることだと思います。実際に、母にバランサーを試してもらうと、味が良くて続けやすいと感想がありました。日々肉を食べる続けるのは、年を取って食が細くなるにつれて難しくなっていきます。
 そうした年齢的にあまり量が食べられない方でも、バランサーであれば難なく栄養を取ることができます。

――全世代を通して使えそうな商品ですね。

石井 多目的で利用いただけるとは思います。
 平成30年7月豪雨で西日本が被災に逢われた時、社内に岡山県出身の者がおり、実家が被災してしまいました。その際に、当社から何かできないかと思い、ボランティア活動としてバランサーを提供させていただきました。
 現地で、おにぎりやパン、水などはあると思うのですが、栄養的に十分とはいえません。そうした時、震災食としてもバランサーは機能し得るものです。


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