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食事に+1杯で理想的な栄養バランスを

インタビュー写真

 働き世代に、シニアに、ダイエットに
 0から1へ、新たな商品分野の創造を
 株式会社IDEA

 マーケティング部
  石井 雄一氏

――ビタミンサプリでもプロテインでもない。全く新しい「マルチ栄養食品」としてコップ1杯で23種類の栄養成分を不足なく摂取できる新時代の※栄養機能食品「バランサー」を開発した株式会社イデア(東京都豊島区)。今回は、これまでにない画期的な商品づくりについて、マーケティング部 石井雄一氏に開発方針や背景、経緯について聞いた。

――IDEAさんの開発スタイルとは。

石井 すでに大きな市場を形成している青汁などの商品ではなく、世に出ていないニッチな商品を開発・販売していくのが当社のスタイルです。 インタビュー写真
 大手さんが参入している健食業界にあって、中小企業が残っていくには同じことをしていてはいけないと感じます。単純に資金力の差が広告宣伝の差となってしまいますので、当社では新しい物をゼロから創り、育てることに力を入れています。

――今までになかった商品を作っていくということですね。

石井 これまでも、他社さんがまったく手を付けていなかった粉末状のスムージーを流行の以前から開発しましたし、コンブチャ(紅茶キノコ)のビンタイプを日本で初めて発売したのも当社です。2018年現在、注目されているコンブチャも以前から開発していました。
 今、コンブチャは若い女性の方々を中心に美容に良好ということで流行っていますが、それというのも3年ほど前、当社と他1社さんが販売していた缶タイプの商品が、幾つかのテレビ番組に紹介されたことがきっかけでした。
 その後、多くの企業が次々と参入して市場が隆盛してきたのです。コンブチャは大変ありがたいことに多くの発注を頂いています。

――バランサーを開発されたきっかけとは。

石井 それだけを食べていれば栄養を不足なく取れて生きていけるという食品「完全食」というものがあります。アメリカに「ソイレント」という飲料があるのですが、それはまさに完全食として「生存に必要な栄養素をすべて含有」しています。
 体を構成するタンパク質から、エネルギーとなる脂質、炭水化物、体の調子を整えるビタミン・ミネラルといった人間にとって不可欠な栄養素を一杯ですべて含み、食事をそれだけで完結させることができるのです。
 当社代表が、アメリカで流行っていたそのソイレントを見たことがきっかけで、バランスよく栄養補給できる完全食としての飲料に着目したのです。
 2017年あたりから日本でも完全食が流行ってきました。完全食の日本版が登場してきて、徐々に広がりを見せてきています。
 しかし、ただ飲むだけですと「噛む力」や「食べる楽しみ」が失われてしまいます。当社では、あくまで人間の基本的な食べるというスタンスを崩すことなく、今の現代食に足りていない栄養が取れることをコンセプトにしてしています。そこは違う点ですね。
 「噛む力」は健康に重要ですし、あくまで栄養補助という面で、今ある健康食品の中でもなるべく栄養価が高いものを作ろうと考えました。

――理想的な食品ですが、開発に苦労はありましたか。

石井 実は商品リリースの5年ほど前から構想を抱いており、商標も取得していたのですが、それまでなかなか商品化することができませんでした。
 1日分の栄養推奨量を満たすビタミン・ミネラルを入れてしまうと、特にミネラルについて「味に強いエグみ」が出てしまうのです。
 製造関係のさまざまな企業様にご協力をいただく中で、当初からゼリータイプやドリンクタイプ等、いろいろと試作をしてみましたが、なかなか商品化には至りませんでした。
 ゼリー商品であれば有名ブランドもあって人々に浸透していますので、同じスタイルであれば利用しやすくなると思い、当初はゼリーでの商品化も目指していました。
 1~2年はずっと試作のゼリーを食べ続けたり、飲料を飲み続けたりしていました(笑)。何回やっても美味しくならず、風味をいくら変えてもダメだったのです。
 なかなか完成しないので、今の技術では不可能とさえ思っていました。

――どのように課題を解決されたのでしょう。

石井 形態をパウダーに変えて、味も甘味料などで調整・改良を進めていき、ようやく商品化を実現することができました。
 健康食品が続かなくなる理由として、やはり味が大きな問題となります。不味いと、どんなに優れた商品であっても続かなくなってしまうからです。
 そのため、当社では商品づくりにおいて「美味しい」ことが絶対条件になっています。


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