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母と子の健康を支える永谷園の新青汁

インタビュー写真

 「子供と一緒においしい! フルーツ青汁」
 味ひとすじを基本に新部署で健食展開へ
 株式会社永谷園

 健康食品営業部 企画課
  課長代理 新海裕子氏

そこで、ダイエットでなく野菜不足で若年層にサポートできることはないかと考え、母+子供に焦点を当てました。
 ちなみに、アスリートも鉄分不足が問題視されているところでもあります。鉄分は昔から言われている栄養素ではあるのですが、女性に限らず、全ての人にとって不足すると良くないことがはっきりしていますので、多くの方に利用していただきたいですね。栄養機能食品ですので、商品としては1日1本が目安となります。

――他にも着目された栄養素はありますか。

新海 牛乳で飲むスタイルをおすすめしています。他社様の商品でも牛乳で混ぜる作り方を訴求されていますが、当社は「水でも牛乳でも」という点をパッケージでお伝えしています。
 女性もそうですが、お子様のカルシウム不足が指摘されていますので、栄養素的に牛乳との組み合わせはオススメです。味の面でも、牛乳で割るとより飲みやすくなります。
 水で割ると若干の青臭さが残りますので、お子様も「だまされないぞ」と、敏感に察知したりするんですね(笑)。牛乳で割ることでそうした部分がマスキングされ、フルーツ牛乳のような風味になります。
 イベントでの試飲では、お子様もすごく喜ばれていて、青汁だけれどフルーツの甘みがあって美味しいと、とても高い評価をいただけました。
 従来の苦い青汁に慣れているご高齢のお客様の中には、甘さに驚かれる方もいらっしゃいますが、若い母親世代からは「牛乳で飲むと美味しい」「甘くて子供が飲めそう」と評価いただいていますので、これは狙い通りだったとみています。小さいお子様のいらっしゃる親御さんからは、やはり子供に飲ませたいというニーズがあるわけですね。

――飲むタイミングなどはいかがでしょう。

新海 特に設定はしていませんが、一般的にも朝食というシーンが掲げられていると思います。甘さがありますので、ちょっとしたおやつ代わりにも利用いただけますね。

――原料選択でこだわった点はありますか。

新海 小さいお子様が口にしますので、安心・安全を考慮して大麦若葉は国産を使用しています。バナナやマンゴーに関しては輸入が基本のフルーツですので国産ではないのですが、野菜に関してはすべて国産を使用しています。着色料や甘味料も不使用ですね。

――今回、もっとも苦労した点はどこでしょう?

新海 青汁の原料を持っているとはいえ、商品として作ったのは市販品としては今回が初めてでした。もともと子供向けに開発していましたので、甘さの苦労はあまりなかったのですが、パッケージデザインは色々と考えましたね。
 よく店頭に並んでいる一般的な青汁は緑を基調として、葉物の青々としたイメージが非常に強く打ち出されています。
 しかし、そうしたパッケージでは、お子様が「これを買って欲しい」という雰囲気にはならないわけです。 インタビュー写真
 そこで、パッケージはギリギリまで青汁っぽさをそぎ落としました。
 一方、あまり青汁から離れすぎると、今度は青汁を買おうと思っている方から青汁と認識していただけなくなってしまいます。その辺のバランスを調整するために試行錯誤を繰り返しました。卓上に置いていただく時に、なるべく青汁っぽさが出ないように表面と裏面とで雰囲気を変えるなど工夫を凝らし、前面にはフルーティーな感じの絵柄を持ってきています。
 箱は縦置きでミシン目に沿ってぱかっと開けられ、中身も手に取りやすいスティックタイプです。
 この辺りのこだわりが、どこまでお子様に届いたかは未知数なのですが(笑)。ドラッグストアの方からは「食品のように手に取りやすいパッケージですね」と評価いただいてます。結果的に親しみやすいデザインになったと思います。

――永谷園さんの健康事業に対する方針とは。

新海 日々の食事から健康になってもらうことを考えて開発しています。健康食品というとサプリメント市場が大きいとは思うのですが、日常の食事の中から健康を取り入れてもらうことが当社の方針ですね。
 青汁のほかにも、和漢素材を使った「くらしの和漢」シリーズや「『冷え知らず』さん」シリーズを展開しています。
 「冷え知らず」さんは2007年のブランド立ち上げから関わってきたのですが、女性の美容と健康をサポートするために生姜を取り入れたカップスープ等を展開しています。
 2007年に生姜シリーズを出して以降「1杯でしじみ70個分のちから」のお味噌汁など、健康素材を用いた商品も永谷園として展開しています。
 味ひとすじの永谷園ですから、美味しい食品を作るのはもちろんなのですが、健康寿命のことを考え、やはり健康訴求のブランドを本格的に展開していかねばなりません。それを担っているのが健康食品営業部です。


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