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働く人の身近な頼れる飲料ブランドへ

インタビュー写真

 サプリメントウォーター「キリン サプリ」
 ストレス/疲労/快眠の機能性表示食品
 キリンビバレッジ株式会社

 マーケティング本部 マーケティング部
  商品担当 主任 橘美佳氏


――キリン サプリのターゲット層とは。

 キリン サプリを取り入れてもらいたい方々については「忙しく働く現代人」と表現しています。普段はあまり時間に余裕がない、働く世代の方々が、日常の中で手軽に取り入れやすいようにと考えています。
 シニアの方ですと、時間に余裕のある方も多くいらっしゃいますよね。すると飲料に限らず、健康に対しては様々なことに取り組むことができるわけです。そうしたことを踏まえますと、やはりキリン サプリが一番お役に立てるのは、忙しい世代の方々であると思います。時間がない方々だからこそ、日常の中で手に取りやすいキリン サプリの意義も深くなります。
 健康への対策をしたい、けれど時間がなくてなかなか取り組めない。そんな働く女性の方々にも、ぜひ取り入れてもらいたいですね。機能性についても、働く世代の悩みにフォーカスして開発しています。

――健康への悩みの中で、疲労、ストレス、快眠といった機能を選ばれた理由とは。

 ちょうど2015年から企業でもストレスチェックが義務化されました。ストレスや、ストレスからくる疲労感、それらに伴って眠れなくなる悩みも含まれてくると思いますが、社会的にも精神的なストレスが問題視されてきていたのです。
もちろん上市の前にリサーチを行っているのですが、実際にお客様の方からもストレスに対して何かしらの対策を取りたいというニーズは高まっていました。そうした悩みについて、飲み物であれば普段の日常の中でアプローチすることができます。

――疲労やストレス、快眠のほかにも候補はあったのでしょうか。

 もちろん、たくさんありました。お客様に安心して使っていただけるようにと様々なことを考えて開発していますので、当然ながら商品化できるものもあれば、できないものもあります。

――開発で苦労する点はなんでしょう。

 例えば、ストレス軽減ですと「テアニン」と「クエン酸」、疲労感軽減ですと「クエン酸」と「モノグルコシルヘスペリジン」というように、1つの機能性表示食品の中に関与成分を2素材取り入れているのですが、すると作業も2倍になるんです(笑)。

――大変そうですね(笑)。

 もちろん消費者庁によるチェックも2倍になりますし、過程でいろいろと苦労することはありました。しかしその分、一つの商品の持つ価値が高まることで、お客様にとって有意義な商品になればと思っています。

――素材の選定についてポイントにされていることはありますか。

 機能性表示食品として完成し得る素材である必要があります。ニーズをもとに開発していますので、それに対して価値を提供できることが一つの要素となっています。
 ニーズをもとに、そのニーズに対応するような素材はないか、と探すところから始まり、候補にあがった素材に対して十分なエビデンスがあり、届け出ができるかどうかということを精査していきます。
 手に取っていただきやすい商品を上市するという点ではコスト的に適切な素材である必要もあります。機能性表示食品は関与成分の必要量をしっかりと一本の中に入れなければ機能性を表示できませんので、そうした均衡もしっかりと図って設計しています。
 また、ニーズに応え得る素材であることはもちろんなのですが、何より安心安全の素材であることが重要です。
 当社では非常に厳しい安全基準を設けており、論文に関する精査も厳格に行っています。「信頼性保証室」という信頼を担保するために独立したチームを置き、組織的に取り組んでいるのです。そうした厳しい精査に耐えうる素材であることが前提ですね。
 お客様に安心して飲んでいただけることが一番です。これはキリングループ全体としても共通する点です。しっかり健康に寄与する機能があり、安心安全である素材ということですね。

――飲料×機能というところで、味の設計はいかがでしたか。

 栄養成分は、機能があっても美味しいとは限らないんですよね。そうしたものを配合しながら味を整えるのは難しくもあります。しかし、当社は飲み物を作るのが得意です(笑)。

――キリンさんが味を作り出す際に注意されることはありますか。

 例えば、甘味一つとっても商品の用途によって配慮すべき点があります。快眠ですと眠る前に飲んでいただきたいのでカロリーをゼロにし、疲労やストレスについても毎日飲んでいただきたいので低カロリーにしています。しかし、カロリーを抑えようとすれば当然甘味のバランスを調整する必要が出てきます。甘味料によってはちょっと加えただけで甘味が強くなり過ぎてしまったり、素材によっては独特の苦味があったりして、組み合わせ次第で味の感じ方が大きく変わってきてしまうのです。


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