HOMEインタビュー一覧 ≫株式会社ファンケル「大人のカロリミット」2017(1)

日本初、3つの機能性※を持つ機能性表示食品

インタビュー写真

 食事をサポート「大人のカロリミット」
 食事の「糖」と「脂肪」に加え「代謝」にも対応
 株式会社ファンケル

 マーケティング本部 健康食品事業部
  サプリメント開発第一グループ 後藤彩子氏

研究開発力を軸に日々世の中の「不の解消」に努めている株式会社ファンケル。2017年6月には3つの機能性を持った日本初※の機能性表示食品「大人のカロリミット」を販売開始した。シリーズ累計販売数4800万個以上(2000年5月~2017年5月末)の大ヒットブランドについて、マーケティング本部健康食品事業部サプリメント開発第一グループの後藤彩子氏に聞いた。

――カロリミットブランドとは。

後藤 カロリミットは商品名の由来でもある食事のカロリーを抑え、ダイエットをハッピーにするサプリメントブランドです。機能性表示食品になったことで、食事の糖と脂肪の吸収を抑える機能の表示が可能となりました。 インタビュー写真
 一方、「大人のカロリミット」は、食事の糖と脂肪の吸収を抑える機能にプラスして、年齢を重ねるとともに気になり始める「代謝」にもアプローチした、大人世代向けのサプリメントです。
 以前は一般的な健康食品として販売していましたが、2017年6月に、カロリミットが持つ「糖の吸収を抑える」「脂肪の吸収を抑える」という機能性に、さらに「脂肪を代謝する力を高める」機能を加え、3つの機能性を有する日本初の機能性表示食品になりました。

――開発までのプロセスを教えてください。

後藤 ダイエットは一般的に「食事カロリー」と「消費カロリー」のバランスで決まると言われています。食事等で摂取するエネルギー量を抑え、消費する量を増やせば痩せていく。これが基本的なメカニズムです。
 そこで「食事のカロリーを抑えられないか」と考えますが、自分で摂取するものを抑えるために、ご飯の量を減らしたり、おやつを我慢したりするのはやはり辛くストレスを感じてしまいます。
 また、自分でちょっと工夫して食事のカロリーを減らしたり、満腹感を増やしたりすることができますが、案外手間がかかったり、美味しく食べられなかったりしてなかなか続けられないものです。
 このように多くの方が抱えている悩みのところで、食事を変えずに摂取するエネルギーをなんとか減らすことはできないだろうか――。
 そこを起点にしてカロリミットの構想は始まりました。ダイエットは、女性の永遠のテーマでもありますので(笑)。
 食べなければ簡単に痩せることは可能ですが、我慢してストレスになってしまいますし、体に良いこととは言えません。その不を解消できないかと、ファンケルでは食事の消化、吸収を研究し、開発したのが、カロリミットなのです。

――大人のカロリミットが、開発されたわけとは?

後藤 もともとダイエット市場は若い女性をターゲットに据えている商品が多く見られます。しかし、実際に購入されている方々は、40代以上が多かったのです。ダイエット市場の既存商品を見回してみても、この年齢層の方々に対応するものはありませんでした。ならば40代以上の方々を意識した設計で商品を作ってみようか、と考えたのが一つのきっかけとなっています。
 また、カロリミットは食事のカロリーをコントロールするサプリメントですので、お客様からは「痩せた」というより「たくさん食べているのに、太らない」といったお声の方が多く寄せられています。2000年の発売以来、たくさんの方にご愛好いただいてきたのですが、そうした、お客様の声の中に、「食事のカロリーコントロールを実施しても、若い頃に比べて痩せにくくなった」といった悩みが寄せられていました。
 つまり代謝能力が落ちているような気がする、と。一般的なバッグデータとしても年齢の増加につれ代謝が下がることは知られています。実際にお客様からは「40歳を境にして、ダイエットに限らず体の変化を感じる」ですとか、「以前と何か違ってきた気がする」といったお声が寄せられています。掘り下げていくと、やはり「代謝」がキーになっていたのです。

――機能性表示食品にしたきっかけとは。

後藤 機能性表示制度の発足がきっかけになっている面もあります。市場には類似したダイエットサプリメントが多数出ていますが、カロリミットが科学的根拠に基づき開発された商品であることを証明できる制度でもあります。より良い商品であることと、研究開発に取り組んできた数多の成果を、表立ってアピールすることができますので。逆に研究開発力が伴わなければ実現するのは難しいところでもあります。
 あとは純粋に、商品の機能性をお客様にわかりやすく伝えることができるのは大きなメリットですね。いわゆる健康食品では「食事の糖と脂肪の吸収を抑えます」とは言えません。当社の営業サイドからも「機能を明確に言いたい」と要望が出ていました。
 いわゆる健康食品で、お客様に機能を伝えることができず、機能を暗示させる文言などを用いて国から指摘を受けるといった事例も見受けられます。
 何よりも「お客様にとって商品の良さが分かりやすい」ことが一番ですね。

――糖と脂肪の表示について。

後藤 カロリミットは商品の由来にもなっている「食事のカロリー」の文字を入れたかったのですが、臨床試験結果や届出資料などを検討し、2016年9月に「食事の糖と脂肪を抑える」機能性表示食品としてリニューアルしました。次は大人のカロリミットを機能性表示食品にすることになるのですが、「食事の糖と脂肪」の機能だけでは、カロリミットとまったく一緒になってしまうため、大人のカロリミットならではの「代謝」機能も含めて検討しました。


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