HOMEインタビュー一覧 ≫ 株式会社グラフィコ 「なかったコトに!」(1)

独特の世界観を創るユニークブランド

インタビュー写真

 カロリーバランスサプリ「なかったコトに!」
 他にないネーミングとリピート力
 株式会社グラフィコ

 企画開発部 企画課
  部長 若松里子氏

「なかったコトに!」「走りませんから!」「満腹30倍」「熱いでしょうが!」等々、ユーモア溢れるネーミングと独自性の高い商品設計で次々とミリオンセラーブランドを開発し、全国22,000店舗の取引ルートを持つ株式会社グラフィコ。その特徴的な開発力の秘訣に迫るべく「なかったコトに!」ブランドの開発を手掛ける企画開発部部長の若松里子氏に聞いた。

――なかったコトに! の開発経緯とは。

若松 現在の「なかったコトに!」は、実は2代目なのです。初代は、2003年にハリウッド48時間ミラクルダイエットというファスティングジュースがありまして、「なかったコトに!」は、このファスティング後のリバウンドを防止するためのダイエットサプリメントとして開発された商品でした。その後、一度販売が終売し、しばらくたった2009年に大リニューアルし、パッケージも新たに新商品として発売に至った商品なのです。 インタビュー写真
 その後、残っていた在庫品は、社員販売でとても人気で普段の食事の時以外でも、仲間で「飲みに行きましょう!」「焼肉に行きましょう!」といった時には、社長をはじめ、全員が必ずこの「なかったコトに!」 を持ってお店に向かっていました。
 「なかったコトに!」 は、いわゆるカロリーブロック系のサプリメントですから、 「今日は心おきなく思いっきり食事を楽しみたい」という願いを叶えてくれ、「食べ過ぎた後の罪悪感」から救ってくれる、翌朝なんか調子いいという、本当に頼りがいのあるサプリとして、愛用していた社員の習慣にもなっていました。
 その後、在庫品も無くなってしまった後の新商品会議の中で、せっかく社長の創った「なかったコトに!」というとても面白いネーミングの商標があるのですから、使用しないのはもったいない! そして、愛用していた社員たちからも「『なかったコトに!』が欲しい」と声が上がっていたこともあり、2009年に再販に至ったのでした。

――当時のダイエット市場について

若松 「なかったコトに!」を発売した2003年頃は5,000円以上するダイエット商品が瞬間的にヒットする時代でした。しかし、再販時の2009年は、リーマンショック後の時代で、低価格帯が求められる傾向があり、そして、ドラッグストアのダイエット食品の棚が縮小傾向で商品総数が減少していました。
 そうした時代のニーズに合わせて、「なかったコトに!」 の商品設計を見直しました。
 もともと体感性がありましたので基本的な処方は変えず、時代に適した価格帯にしてパッケージも改めています。

――リニューアルしたポイントは。

若松 パッケージデザインをゼロから考え直し、和テイストで薬袋のような少しまじめなデザインにして、ネーミングとのバランスをとり、とにかく強みである「なかったコトに!」が引き立つようにリニューアルしました。
 処方については、主要な部分は変更せず、その他の部分で手を加えています。炭水化物・糖分・脂質の吸収阻害に有用な成分がメインとなっており、また、マルチな働きを持たせたいと考え、α-リポ酸やL-カルニチンなど燃焼系の成分も追加しました。
 さらに、食べ過ぎによるむくみや、食べ物によるニオイケアといった、食後の悩みにも対応させました。ただ「なかったことに!」という名には、どうしてもカロリーブロックのイメージが強くあるため、あえてその他のことを強く訴求していませんが、利用者の環境や食生活を考えながら、複合的・二次的に「この働きを持たせれば助かるだろうな」というものを取り入れました。
 また、従来は水無しでも飲める味付きの顆粒品のため、設計上どうしても価格が高くなっていました。そこで、一般的な打錠に変更し、当時の上代の半分以下にまで下げることができました。また、飲まれる方の体感に少しでも寄与できればと、食事とダイエットの悩みに対して様々な角度から処方を組み、それらの各要素を総合することで相乗効果の期待と他とは違う体感性が感じられるよう工夫を施しています。
 以降、2013年にも主要成分の増強や粒数を増加するマイナーチェンジをしていますが、パッケージイメージはそのままに皆さまから愛用され続ける商品となっています。

――なかったコトに! のメインターゲットとは。

若松 とにかく手軽にダイエットをはじめたい方です。そして、運動したら痩せるのは分かっているけれども中々取り組めない、でも食べる楽しみは削りたくない――、といった方々です。
 大前提として、適度な運動をすることが大切ですし、最低限やっていただく必要はあると思いますが、働いているとなかなかそうした時間も充分に取れない方も多いと思います。さらに、ストレスを解消する選択肢の中で、食事は常に上位に挙がってきます。痩せたい気持ちはあるけれど、毎食の食事はおいしく戴きたい。そういった気持ちを応援する商品になっています。


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