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サプリメントをより「手軽に」「楽しく」

インタビュー写真

 楽しい生活を応援する「UHAグミサプリ」
 味や色にこだわり、若年層から人気獲得
 UHA味覚糖株式会社

 H&B開発セクション 北中進介氏(写真左)
  マーケティングセクション 岡本一洸氏

水なしで、いつでもどこでも手軽に利用できるグミ形状のサプリメント「UHAグミサプリ」。より生活の輪の中に入り込める「剤形」に着目してきたUHA味覚糖(大阪市中央区)が展開する次世代型サプリについて、H&B開発セクション・H&B開発デパートメントでリーダーを務める北中進介氏、マーケティングセクション・H&Bマーケティングデパートメント、係長である岡本一洸氏に聞いた。

――UHAグミサプリの開発背景とは。

北中 日本ではあまり知られていなかったのですが、世界ではグミ形状のサプリメント市場はとても大きいのです。特に、サプリメント先進国のアメリカでは規模が拡大し続けており、我々もそこに着目しました。 インタビュー写真
 グミサプリの販売開始時期は機能性表示食品制度の開始とほぼ同時だったのですが、健康食品市場が伸長していく機運が高まっていく中で、当社としてもより食品に近い、親しみやすい形状でサプリメントを利用してもらいたいと考えていました。
 近年は錠剤が苦手だという方も増えていますし、サプリメントを利用したくとも飲み込むこと自体が苦痛になってしまう方もいらっしゃいます。
 そうした方々のニーズに応えるべく、より手軽に利用できることをコンセプトとして開発したのが、グミサプリです。のどへ流し込む水は要りませんし、おしゃれな見た目なので周りの目を気にすることなく、どこででも摂ることができます。

――"飲む"ことが苦手な高齢者や子供がターゲットになるのでしょうか。

北中 特に、高齢者の方やお子様の層を対象にしているわけではありません。グミサプリは、その名から、すぐに「グミ」であることが理解できます。普段からグミを食されている方は、サプリメントの主な利用者層とは異なり、働き世代の若い方なのです。具体的には20~40代の女性に向けて開発しています。

岡本 実際のところ、グミサプリの利用者は20代30代が一番多いです。この点は、健食市場全体の売上にも貢献しているところではないでしょうか。サプリメント市場は全体的に伸長傾向にありますが、その要素の1つにグミサプリがあるとみています。
 サプリメントは40代50代もしくはもっと高齢層の方がメインの市場ですが、そうした方々とは異なり、グミサプリは若年層の利用者が大半です。もともと若い方を中心に愛用されている「グミ」の手軽感・親近感というものが、今までサプリメントに手を出していなかった20代30代の若い方々を誘引しているわけですね。
 グミなので自然と食べられますし、サプリメントに慣れ親しんでいただくのに適した形状であるといえます。若年層がグミサプリを手に取られて、その売上はそのまま業界に上乗せされている様相です。発売から1年半ほどですが、当社が目指している「サプリメントを食べやすく、多くの方に利用してほしい」という想いは、着実に叶いつつあると実感しています。

――グミサプリの特長とは。

岡本 シリーズ商品すべてにおいて「2粒食べると1日に必要な栄養素が取れる」設計となっています。
 マルチビタミン、ビタミンC、鉄&葉酸、亜鉛&マカ、カルシウム、ルテイン、ブルーベリー、ヒアルロン酸、大豆イソフラボン、還元型CoQ10プラセンタ、ウコンなど、現在16成分、36SKUをラインアップしています。ビタミン、ミネラルについては国の定める食事摂取基準を基に設計し、プラセンタなどの摂取基準がない成分については、学術論文等で有効性が確認されている量や一般的なサプリ製品で配合されている量と同等になるようにしました。
 あくまでも目安ではあるのですが、1日2粒でしっかりと栄養が摂取できるという趣旨で書かせていただいています。グミなので2粒ほどであれば、すぐに食べられます。逆に、食べ過ぎないようにと、あえて少し硬めに設計して作っています。

――技術面ではいかがでしょうか。

北中 一般にあまり認識されていないと思いますが、グミには油成分を乳化する力があります。例えば、ドレッシングやマヨネーズなども油を乳化していますが、グミというのは油成分を微細な状態で均一に分散できる性質をもっています。
 ルテインや新発売のDHAなどは油成分なのですが、まさにグミの技術を駆使して製品化したものなのですね。一部の油溶成分において、グミに入れることで吸収性が向上することも確認できています。油の塊の状態で摂取するよりも、細かい油滴にして摂取した方が吸収性を向上できるのです。

岡本 大きな塊よりも分散した粒の方が、接触面積が増えますので、その分吸収しやすいというイメージですね。

――グミサプリでラインアップする健康素材とは。

北中 シリーズ第1弾で発売した商品に関しては、やはりサプリメントの中心であるマルチビタミンやビタミンC、鉄などからラインアップしました。今後については、もともとメインターゲットである20代~40代の女性を意識した商品開発を視野に入れています。さらに、グミ製品は男性の方にも結構食べられていますので、男性ニーズにも目を向けていきたいですね。


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