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おやつの時間にサプリを

インタビュー写真

 サプリブランド「おやつにサプリZOO」
 こども向けシリーズも積極展開
 株式会社ユニマットリケン

 学術課 課長
  中村雅之氏

ドラッグストアなどに積極的な商品展開を行っているユニマットリケン(港区南青山)。特に最近、手軽に利用できる「おやつにサプリZOO」やドロップグミ、チュアブルタイプなど子供向けの健康食品が好調だ。商品開発を手掛けている学術課課長の中村雅之氏に開発方針を聞いた。

―おやつにサプリZOOのコンセプトとは。

中村 「おやつにサプリZOO」は、オフィスワーカーが仕事の合間におやつを食べる際に、ただおやつを食べるのではなく、体に必要な栄養素をサプリメントとして摂ってもらうことをコンセプトにしています。
 以前はオフィスワーカー向けのおやつ系サプリメントというのは、大手メーカーも取り組まれていたのですが、なかなか難しい市場なのですね。終売になっているという状況もありました。 インタビュー写真
 当社ではこの商品分野について「お客様への訴求をうまくすれば、広く導入していただけるのではないか」と考え、開発に踏み切ったわけです。
 店舗様の方でも本来スタンダードな商品や必要な商品というのは、やはり取り揃えておきたいものになると思います。その辺にきちっと応えていける商品企画をしていけば、それなりの市場が作れるのではないかと考察したのです。難しかった市場を、違う切り込み口からしっかりと訴求していくということがポイントですね。

―現在のラインアップは。

 シリーズ全8種類を展開しています。
 2016年1月末の販売開始時に「ビタミンC」「鉄+葉酸」「コラーゲン+ヒアルロン酸+プラセンタ」「乳酸菌+カルシウム+D」「マカ」「マルチビタミン」の6品を上市。そのあと、シリーズが順調に売れ出したところで、オフィス系ならばアイケア商材もあった方がいいと「ブルーベリー」をラインアップしました。
 そしてこのほど9月の展示会でお披露目となった「コエンザイムQ10」が新発売となります。

―ベーシックな素材を中心としていますね。

中村 わかりやすく、必要とされているものということですね。ブルーベリーなら「ブルーベリー」と、何が入っているのかしっかりとわかるようにしています。さらに前面には配合量を出して、お客様にその場で「どのくらい摂取できるのか」というのも見える化しています。
 何か難しい素材をたくさん入れるということではなく、この商品はこの素材を取り入れているんですよということを明確に打ち出していますね。認知のある素材、必要とされている素材を揃えることが肝要と考えています。

―今までとは違う御社の「差別化」とは。

中村 シリーズを通してしっかりとデザインにこだわり、中身についても「もっとこうした方がいいのではないか」ということを少しずつ探りながら、差別化や付加価値をつけて商品化したという経緯があります。
 もちろん内容部分でも評価いただいているのですが、シリーズを通して取り扱いいただけるよう、特にパッと見のところ、商品のデザイン面にはこだわっています。
 具体的には、サプリメントというよりも、お菓子のようなポップさを意識しています。仕事で疲れたときの一服に利用してもらうことを考え、気持ちを休めていただけるようにですね。 インタビュー写真
 形状についても利便性を考慮しています。「健康的なおやつを摂りたいな」という時に、手軽に食べやすい内容・形状であることを重視しました。よくデスク上でもかさばらないガムやキャンディのボトル製品がありますが、そうした製品同様にボトル形状を採用しています。机の引き出しにぽんと入れていただくのにも、ちょうどいいサイズ感ですね。何より「使っていただきやすい形」を意識しています。
 以前であれば、我々の商品というのはスタンダードなものが多かったのですが、今は社長が先頭に立つような形で取り組んでいますので、こだわりのある商品に仕上がっていますね。
 もちろん現場の声を直に聞いている営業部からの声も参考にしていますが、トップが先陣を切ってパッケージデザインを決めています。
 外部のデザイナーと提携しているのですが、社長も含めチームで話し合って「このデザインの方がお客様に喜んでもらえる」「こうすればもっと受け入れやすい」「こうした方が、商品がわかりやすい」「ここの色はここだと目立たない」「色合いはもっとこうした方がいい」等々、直接やり取りをしています。何度も何度もやり直しながら、幾たびもの議論の末に決めていますので、こだわった分だけ評価いただけるデザインになっているのではないでしょうか。
 成果として、今年3月のドラッグストアショーで実施された一般消費者へのアンケートでは、お子さんを連れた家族連れも多かった中、サプリメントのカテゴリーで1位をとることができました。

―社長も参加して新しい商品などを決められているのですね。

中村 社長自らが商品開発に参加し、営業部や学術課などから集まるさまざまな情報から発想し、「こんな商品なら消費者に受け入れられるのでは」「こういった商品が求められているのでは」と積極的に情報交換を行い、より市場に受け入れられる商品の開発を模索しています。
 また、製品が全て出来上がるまでは我々学術課が係わりますので、パッケージ資材なども担当していますが、急な案件などがありますと社長から「間に合いますかね」と振られることもあります(笑)。
 社長自らが社内でのコミュニケーションをよくとりながら、先頭に立って「じゃあ、こうしましょう」と決断していますので、会社全体としてアクションを起こしやすい面はあります。
 トップが「なんでこんな売れていないんだ!」と一方的な姿勢ではなく「どこがいけなかったのか」「この点がこうだったら入りやすいかもしれない」「じゃあ、そこのところは次に作るときに直しましょう」と、皆と一緒になって考え、柔軟に対応しているところは当社の大きな特長ではないでしょうか。


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