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患者向けのダイエットプログラム

インタビュー写真

 「DHC患者様減量サポートプログラム」
 フォーミュラ食+サポート体制
 株式会社ディーエイチシー

 販売促進部 部長 竹内ゆかり氏
  一課 吉田桃子氏(写真左)、二課 加藤直人氏(同右)

さまざまな種類の商品が登場しているダイエット食品。中でも(株)DHC(港区南麻布)は、商品そのものの価値だけでなく「サポート体制」という利用者に寄り添ったサービスを提供することによって付加価値を生み出し、培ってきたノウハウや経験をもとに企業や病院向けに積極的に展開している。販売促進部長の竹内ゆかり氏、一課の吉田桃子氏、二課の加藤直人氏に「DHC患者様減量サポートプログラム」について聞いた。

―プログラム発案のきっかけとは。

吉田 健康寿命の延伸が社会的な課題になっている中で、高血圧や糖尿病、血管系疾患などの一因として肥満が挙げられています。
 学会などでも、身長と体重で把握されるBMIは22が最も病気になり難い数値といわれており、「肥満改善」をすることが、すなわち生活習慣に起因する高血圧や糖尿病、脳卒中といった病気の予防にも大きく貢献することが分かっているのです。
 とりわけ、すでに高血圧や糖尿病を併発してしまっている肥満症の患者様にあっては、健康的な方よりも早急に肥満を脱出することが求められています。
 患者様をサポートしてほしいとの医療機関側からの要望もありましたので、DHCではこれまで一般の方々や企業様向けに展開してきた「減量サポート」の経験、蓄積した実績というのを基にして、プログラム内容をよりきめ細やかにアレンジし、患者様向けに提供しようということになったのです。

―「肥満」の改善を重視されているのですね。

竹内 肥満というのは多くの疾患に関わっています。糖尿病も1型2型とありますが、生活習慣に基づく2型糖尿病の原因というは、ほとんどが肥満なんですね。
 医療の現場においても、糖尿病に対しては食事指導や減量指導を行っていますが、それは食生活や肥満が病気の原因となっているからなのです。

―減量プログラムは、いつ頃から始まったのでしょうか。
インタビュー写真
吉田 2009年に開始した「DHCダイエットアワード2009」というイベントに端を発しています。「DHCプロテインダイエット」という商品で1日1~2食分の置き換えダイエットに挑戦してもらう内容なのですが、一般消費者の方から、選抜したファイナリストやグランプリを決定する「ダイエットコンテスト」を開催してきました。
 2009年の第一回大会から2年おきに定期開催しておりまして、直近が2015年ですが、これまで4大会実施しました。参加者の方にはDHCプロテインダイエットを使っていただくのですが、ただ商品を使ってもらうだけではなく、DHCがダイエット実施者へ個別に減量サポートする体制を敷きました。
 DHCには医療系の資格を有する専門スタッフを集めたDHCの「ダイエット相談室」がありまして、3ヶ月間ダイエットに関するさまざまな悩みをサポートしながら、停滞期を乗り越えてもらってきたのです。

竹内 相談室には医師10人に薬剤師と管理栄養士などが加わって、総勢30人のスタッフが在籍しています。

加藤 この相談室というのはプログラムのために設置したものではなく、もともと会社内に常設しているもので、相談実績や経験値はこれまで豊富に培ってきています。当社としては、かなり注力している部署なんですね。

竹内 さらに肥満遺伝子など肥満について研究している医学博士で、サプリメント研究の第一人者でもある蒲原がDHCの研究顧問を務めております。DHCダイエットアワードではこの蒲原が科学的な知見から監修しています。

吉田 DHCダイエットアワード参加者のうち、自由意志により、3ヶ月間継続できた4大会合計1178名におよぶ実践者の方々について、DHCではBMIの平均値を算出しています。
 結果は、開始時に平均26.3であったBMIが、1ヶ月目に25.2、2ヶ月目に24.5、3ヶ月目に23.8と、全体でしっかりと減量ができているという結果でした。この減量効果については、監修する顧問の蒲原が日本肥満学会や日本抗加齢医学会、ニューフードインダストリーなどにも学会発表しています。
 このように、DHCプロテインダイエットを使ってダイエットをしてもらいつつ、個別のサポートを提供という3ヶ月間のプログラムノウハウを蓄積してきました。

―「3ヶ月」と定めた意義とは。

竹内 肥満外来も診ている研究顧問の蒲原によれば、ダイエットをし続けるモチベーションはおおよそ3ヶ月間が妥当であるということが挙げられています。
 また、当社として3ヶ月あれば痩せるということを実証したかったという点もあります。従前のダイエットコンテストでは体重100キロを超えるような、とても太っている方たちが1年かけて非常に痩せたという話が多数です。
 ですがそういった体重の減る量、減らす期間ともに現実味のないレベルの減量では、一般の人にとって自分の事ととして考えられないのです。
 そこで「前より10キロほど太ってしまった」というような多くの人が経験しうる太り方をしてしまった一般の方々に向けて、3ヶ月間という取り組みやすいコンセプトを作ったわけです。
 自分の身に置き換えて考えやすいコンセプトを提示することによって、より多くの人々がダイエットに参加しやすくなったのですね。ダイエットコンテストの概念を変えることで「ああ、私も10~20キロ太ってしまったな」ということに気づいてもらい、そこが病気のはじまりなんですよということを促していきたいと考えています。
 そうして、ダイエットアワード4大会の実績を積み重ねてきたところで、3ヶ月間の減量サポートの内容をパッケージ化し、プログラム提供することになりました。それが2016年2月に開始した企業社員向けの減量サポートプログラムです。


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