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特集 - アイケア素材 -

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 期待の新素材やユニークなデータ
 新SR作成で機能性表示食品に差別化
 素材認知拡大で一般健康食品へ好循環

/対応素材 取り扱い事業者紹介
  ビルベリー、ルテイン、サフランほか

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 今回アイケア特集では期待の新素材のほか、ビルベリーやルテインを取り扱う原料サプライヤーらに最新情報や研究への取り組みを聞いた。
 新たな機能性表示食品対応の研究情報が聞かれ、発足より根付いてきた制度のもとで差別化が進んでいることが伺えた。機能性表示食品で先んじて届け出が受理されたルテインは、その実績を強みに存在感を増してきたようだ。
 メジャー素材だけでなく、有意義な研究データを有するユニーク素材情報も出ている。斬新な切り口でのアイケアサポートなど、今後も積極的な健康市場の創出に期待したい。

進化みせる機能性表示食品
 ビルベリーもルテインも機能性表示食品の関与成分として台頭する中、既存のエビデンスから、さらに少量摂取でデータを取得し、一部のヘルスクレームで新しいSRを作成する取り組みがある。
 アイケア×脳機能など、幾つかの機能性を兼ねた商品設計も稀ではなくなり“どの機能を組み合わせるか”というマーケティングも、企画時のファクターとなっている。

一般的な健康食品市場も重要な選択肢
機能性表示食品の台頭する一方、一般的な健康食品への引き合いも落ちていないという。機能性表示食品は、その素材についての学術知識を一般利用者に伝える役割も担う。素材情報が一般に広がれば、表示だけでなく配合量や価格で商品が求められることも増えるとみられている。


目の健康に期待の新素材「アフロンアイ」

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 貴重なサフランのめしべ柱頭部を使用
 クロシン、ビタミン・ミネラルも含有
 吸収されやすく、20㎎で研究成果有り

/中原
  埼玉県さいたま市、TEL048-710-8877

中原は、アイケア向けの新素材「アフロンアイ」の供給を開始した。アフロンアイはアヤメ科の植物「サフラン」の抽出物で、目の健康に対する次世代成分「クロシン」を3%で規格している。

たった3本しかない「めしべ」から
   手作業で収穫される「赤い黄金」
 サフランのめしべは、1つの花にわずか3本しかない。アフロンアイには、このめしべの柱頭部が用いられている。
 乾燥めしべ1㎏はサフランの花15万本分以上に相当し、それら一つ一つを手作業で収穫。希少価値の高い素材として「赤い黄金」とも称されている。

世界第2位のサフラン輸出国
  スペイン産の高品質種を使用
 アフロンアイには、世界シェア20.7%で世界第2位のサフラン輸出国である「スペイン」産が使用されている。サフランはパエリアなどのスペイン料理に欠かせない食用植物であり、現地では高品質種が栽培されている。

特長成分のクロシンを含有
 アフロンアイで規格されているクロシンの一部は、体内で加水分解されるとクロセチンに変換される。
 クロシンはサフランに含まれるカロテノイドで、体内でクロセチンに変換されると、抗酸化能や初期加齢黄斑変性(AMD)阻害に関与することが報告されている。

クロシン単体よりも
  高い有用性を示すサフラン抽出物
 アフロンアイに含まれるクロセチンは、他のカロテノイド類と比較して分子量が小さく、親和性が高いため、血流に輸送されやすいという特長がある。つまり、吸収までの過程が早いのだ。
 クロシンのほか、サフランにはタンパク質やビタミン、アミノ酸、ミネラルが含まれており、これらの含有成分が、相加的に働くとみられている。実際、活性酸素に影響されるマウスの体外受精の成功率を比較した試験では、クロシン単体よりもサフランから抽出した複合物の方が、成功率が高まるとした結果が得られている。
 また、ヒトに対し、クロセチン単体およびサフラン抽出物をそれぞれ経口摂取させた後、血中におけるクロセチン量を調査した研究では、サフラン抽出物を摂取した方がクロセチン利用能を高められることも確認された。

サフラン抽出物「アフロンアイ」
        3つのエビデンス
――初期加齢黄斑変性の影響調査
 サフラン抽出物を1日20㎎摂取した際の初期加齢黄斑変性(AMD)に対する影響を調査した臨床試験では、摂取開始後3か月で光に対する網膜の感受性が大幅に増加することが確認された。
 さらに、スネレン指標を用いた視力測定では、3カ月後にサフラン摂取前と比較したところ、視力が0.75から0.9に回復した。
――眼内圧の影響調査
 チオモールとドルゾラミドの点眼剤を使用している原発開放隅角緑内障患者を対象に、サフラン水抽出物の摂取による影響を調査した試験では、サフラン水抽出物を摂取した群はプラセボ群と比較して眼内圧が低下することが確認された。
――網膜フリッカー感受性の影響調査
 左右両眼で初期加齢黄斑変性(AMD)と診断された25人の患者を対象とした試験では、サフラン摂取による網膜フリッカー感受性への影響を調査。光を感じた時に網膜が発生する電位の変化を記録し、網膜が正常に働いているかどうかを診断する「網膜電図測定」を行った結果、振幅値の増加、輝度閾値の減少が認められた。
 これにより、サフラン抽出物の初期AMD患者に対する網膜フリッカー(ちらつき)感受性改善作用が示唆された。

既存素材との組み合わせで
    差別化商品の企画を
 アフロンアイは、ルテイン・ゼアキサンチン、アントシアニン類、アスタキサンチンなどの既存成分とアプローチが異なり、組み合わせ商品を設計することで従来にはなかった価値の提案と差別化が可能だ。
 アイケア向けの食材として乾燥サフランをお茶にした「サフランティー」を推奨する書籍も出ており、サプリ以外での市場性も期待されている。


ライコレッド社製ルテインを供給

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 カロテノイド抽出技術を駆使して生産
 安定性高め、幅広い剤型に対応
 6㎎で機能性表示食品のSRを作成

/サンブライト
  東京都中央区、TEL03-3666-1811

サンブライトは、天然リコピン世界トップシェアを誇るライコレッド社製の「ルテイン」を供給している。
 リコピン生産で培ったカロテノイド(色素)抽出技術を、ルテイン生産にも駆使。光や酸素に影響されやすい油性の課題に対してはコーティング技術によって安定性を高め、幅広い剤型に対応可能としている。
 機能性表示食品ではルテイン20㎎で登録実績を有しているが、新たな研究成果をもとにルテイン6㎎でのSRも作成済。今後はコストを抑えた機能性表示食品の企画が可能となりそうだ。
 その他、サンブライト社ではドライアイに対する論文が発表されているレスベラトロールも供給している。


特許製法で抽出・製造のルテイン原料

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 SR完了「バイオルテイン」
 ルテインをフリー体で規格
 黄斑中比率で配合「ゼアルテイン」も

/サビンサジャパンコーポレーション
  東京都豊島区、TEL03-5979-7240

サビンサジャパンコーポレーションは、アイケア素材として機能性表示食品制度対応の研究レビューを持つルテイン原料「バイオルテイン」を取り扱っている。
 インド産マリーゴールドを原料に、特許製法(日本特許第4227409号)を駆使して抽出・製造。エステル体とフリー体が存在するルテインのうち、純粋なフリー体を製造している。
 フリー体ルテインは体内で働く形としてメリットがあるもの。原料はフリー体ルテインを20%、ゼアキサンチン1%で規格している。
 目の黄斑中に存在しているルテインとゼアキサンチンの比率と同じ5:1で配合した「ゼアルテイン」もラインアップ。
 また、他素材の生体利用能を向上する黒胡椒抽出物「バイオペリン」も、5㎎の少量配合で済む点が評価され、引き合いは好調だ。


実績と信頼のインデナ社製ビルベリー

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 機能性表示食品にも対応可
 環境問題に配慮した生産体制
 植物エキス中心に新素材にも注力

/インデナジャパン
  東京都千代田区、TEL03-3243-9924

インデナジャパンは、アイケア対応素材として機能性表示食品にも対応可能なビルベリーを供給している。医薬品ビルベリーの先駆者であるインデナ社製の信頼素材であることが強みだ。
 日本ではアイケア素材として知られるビルベリーだが、ヨーロッパの医薬品では下肢のむくみ改善用途が主流となっている。植物エキスを多数取り揃えるインデナ社では、食品としての活用機会を増やすべく、まだ知られていないビルベリーの価値にも光を当て提案を進めていく。
 ビルベリーは化粧品原料としても使用することができ、「抗酸化作用」や「抗炎症作用」など肌への有用性も期待できる。
 食品業界で注目され始めているSDGs(持続可能な開発目標)について、インデナ社では従来から生産拠点となる地域との共存共栄に取り組み、子供に教科書を提供するといった活動も行っている。
 その他、スポーツニュートリション素材や美容素材など新素材の開発にも注力。スポーツニュートリションに関しては、エンジュという植物から抽出したケルセチンを「高吸収型」にし、有意義な成果が得られているところだ。


機能性表示対応に向けSRを整備

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 ビルベリー抽出物「ビルベロン」
 目の潤い・ピント調節機能・目の疲労感緩和で
 黒ウコン抽出物「サートマックス」も

/常磐植物化学研究所
  東京都中央区、TEL03-5200-1251

常磐植物化学研究所は、機能性表示対応のビルベリー抽出物「ビルベロン(BILBERONR)」の他、アイケア素材としても有用な黒ウコン抽出物「サートマックス(SIRTMAXR)」を供給している。
 ビルベロンはこれまで、ピント調節機能のサポート、目の疲労感の緩和、目の使用による首・肩の負担軽減に関して、機能性表示食品の届出実績を積み上げてきた有能素材。新たに目の潤いのサポートについても受理されており、更なる機能性表示食品の差別化を図れると期待されている。
 
 ビルベロンの他、黒ウコン抽出物「サートマックス」もアイケア対応の注目の素材だ。臨床試験で「血糖コントロール機能」「目の潤い」「肌質改善」に関する有効性を解明。高血糖による涙の減少に対して、サートマックスは長寿遺伝子「サーチュイン」の発現量を増やすことにより涙液量の改善が確認されている。


自然由来のマキベリーを安定供給

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 デルフィニジンを豊富に含有
 深みある赤紫でスムージーや濃縮液に
 南米素材の発信・啓蒙も積極的に

/ラティーナ
  東京都大田区、TEL03-3738-5017

南米有用植物専門商社のラティーナは、アイケア素材「マキベリー」を取り扱っている。
 マキベリーはパタゴニアに自生する100%自然由来のものを安定供給。アントシアニンの一種であるデルフィニジンを豊富に含んでいることが強みだ。
 深みのある赤紫色が特長で、スムージーや濃縮液への引き合いがある。化粧品原料としても用いられ、美容向けにも良好なイメージが持たれている。
 植物の宝庫である南米の健康素材に長らく携わってきたラティーナ社は、まだ日本で知られていない南米の有用食材について、今後も魅力を発信・啓蒙していく方針だ。


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