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特集 - 尿漏れ対策 -

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 世界的なニーズ増の潮流、日本でも
 睡眠の妨げ対策にもつながる素材の価値
 新素材も登場、新たな企画開発に向けて

/原料取扱い企業紹介
  ノコギリヤシ、カボチャ、新開発素材など

健食の企画意図には年齢に伴って起こる体の悩みやトラブルが多く見受けられる。中でもマーケッターらの声に聞くのが“尿漏れ対策”へのニーズだ。そこで、今回は排尿トラブルに関連した対応素材を取り扱う原料サプライヤーらに、開発者向けに役立つ素材情報や市況について聞いた。
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時代が求める尿漏れ対策
 排尿トラブルに対するニーズは、欧米を中心にアジア圏にも広がる世界的な動きだ。日本もその潮流にあり、業界は異なるが、失禁対策の下着の売れ行きが好調であることや売り場が拡大している点に注視する開発関係者もいる。従来は手を付けてこなかった尿漏れ対策のサプリメントを、新たに開発した企業も出てきた。
 また、排尿トラブルの一つである頻尿は睡眠の妨げにもなるといわれている。夜中トイレに行きたくなる回数が増えれば必然的に何度も起きなければならないためだ。安眠も高齢者ニーズを捉えた市場だが、睡眠の質を向上する観点からも排尿周りの健康を維持することは重要だと指摘する原料メーカーもいる。高齢者の抱える双方の悩みに配慮した、睡眠補助×頻尿対策も十分理に適ったコンセプトだろう。

研究への取り組みや新素材の開発も
 対応素材では、ノコギリヤシがよく知られている。ブランドオーナーの実施する会員向けの調査では、半数以上の人がノコギリヤシに「イメージがある」と回答していたという。
 しかし、ノコギリヤシは産地がアメリカ・フロリダ州に限られ、しかもハリケーンの影響を受けやすい環境下にある。サプライヤーからは価格面の調整に関する苦労話も多く聞かれた。供給状況として2017年はタイトで原料価格も高騰していたが、2018年は収穫量が安定したことから、各社とも確保できている状況だ。
 そのほか、カボチャ、クランベリー、ニラ種のほか、素材を組み合わせることで有用性を高めた独自素材のドロープソードライや漢方系の玉泉六草末といった期待の開発素材も見受けられた。従来から炎症作用が知られてきたクルクミンの尿トラブルに対する知見を得ている企業もある。多くの高齢者が抱える尿漏れ対策へのニーズに向けて、有用な新企画の登場に期待したい。


ニーズ高まる市場へ新開発素材を提案

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 「ドロープソードライ」「玉泉六草末」
 研究データ取得素材と漢方の双方に対応
 各種の対応素材を独自ブレンド

/中原
  埼玉県さいたま市、TEL048-710-8877

中原(埼玉県さいたま市)は、事業者向けの尿漏れ対策素材として「ドロープソードライ」と「玉泉六草末」を供給している。

独自性と研究実績を兼ねた、
   自社ブレンドのオリジナル原料
 「ドロープソードライ(Dropsordry)」は、植物性原料であるペポカボチャと大豆イソフラボンを独自配合した食品原料だ。
 正常な利尿機能を促す研究では、ヨーロッパで女性に対する数々の臨床試験を実施。45歳以上で尿失禁がある女性82人を対象とした試験では、1日の尿漏れパッド使用回数が66%減少し、およそ2.5回だった頻度は8週間で1回ほどにまで抑えられた。
 さらに45歳以上で尿失禁がある女性82人を対象とした試験では、切迫性尿失禁回数が46%減少、腹圧性失禁回数(SUI)が52%減少する結果も得られている。
 45-62歳の尿失禁のある女性50人を対象とした試験では、夜間排尿頻度が69%減少し、平均で2回近くあった夜間排尿が、8週間後には1回未満にまで低減した。
 その他、尿漏れ回数73%減少、夜間排尿量60%減少するとしたデータもあり、総じて正常な利尿機能に寄与することが示唆されている。

漢方医学を基に対応6素材を独自配合
 「玉泉六草末」は、砂漠人参、補骨脂、仙茅、山茱萸、山芋、銀杏の6素材を漢方の専門的見地から比率を鑑みて配合したオリジナル原料だ。
 漢方医学において、排尿に関する障害は腎機能の低下に起因するものと捉えられているため、主に腎機能の増強を目的とする補腎薬が用いられている。
 そこで同社では、漢方で補腎薬として配合される素材を中心に取り入れ、排尿に関する悩みへの対応素材として開発した。

6素材それぞれが持つ有用性を融合
――砂漠人参、補骨脂、仙茅
 日本の法律において腎機能増強作用を有し、かつ食薬兼用できる漢方素材は限られているが、同社は排尿障害の臨床によく用いられ、かつ食品としても兼用できる素材を選定。漢方薬学で補腎薬として分類され、かつ食品としても用いることができる砂漠人参、補骨脂、仙茅の3種を採用した。
――山茱萸、山薬
 また、漢方には体から余分な水分を排出しないよう汗や尿、唾液、便の排泄をコントロールする収歛薬や固渋薬など、頻尿・遺尿向けの生薬がある。その代表として挙げられる山茱萸と山薬についても、食品兼用できることから取り入れている。
――銀杏
 銀杏もまた、よく頻尿に用いられている素材だ。銀杏の葉は心血管疾患の予防・治療薬として知られているが、「実」にはマグネシウムとギンコライドといった栄養が含まれている。
 頻尿は老化と体力の衰弱とも関係し、加齢などで膀胱の筋肉が弱まると、尿を溜めておけなくなり、排尿回数が増えてしまう。マグネシウムは腎臓や筋肉をサポートし、膀胱の筋肉維持に働きかけることが知られているが、そうした天然由来の栄養価を取り入れることで尿を溜める量にも配慮している。さらに、ギンコライドは血流改善によって冷えからの頻尿を抑える狙いがある。
 ドロープソードライ、玉泉六草末のいずれともメーカーらの反応は良く、今後ますます需要が高まるとみられる中高年の悩みに向けて、同社はさらなる啓蒙と活用を促していく方針だ。


ノコギリヤシの自社原料ブランド

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 「サバルセレクト」
 数々の臨床試験で豊富なデータを取得
 高吸収型クルクミンやクランベリーも対応

/インデナジャパン
  東京都千代田区、TEL03-3243-9924

インデナジャパン(東京都千代田区)は、事業者向けの尿漏れ対策素材としてノコギリヤシ原料「サバルセレクト」と高吸収型クルクミン原料「メリーバ」、クランベリーを供給している。

豊富な研究実績有する
ノコギリヤシブランド「サバルセレクト」
 創業から90年以上にわたって医薬品原料を取り扱ってきた同社では、健食原料についても厳しい品質管理体制を敷いている。健食向けのノコギリヤシ原料ブランド「サバルセレクト」もGMP規範のもと、特殊なCO2抽出工程を経て製造。認証済みガス液体クロマトグラフィー分析によって、明確な成分値を証明している。
 2000人以上の良性前立腺肥大患者を対象とした試験を含む、大規模な9つの臨床試験によって軽度の良性前立腺肥大に伴う尿症状の緩和と安全性を確認。豊富な薬理データからも、サバルセレクトの有用性が裏付けられている。


Lalilab社製ノコギリヤシ抽出物を供給

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 収穫地に近い拠点で豊富なメリット
 安定供給、リーズナブル、色調安定化も
 国内でのヒト臨床試験データ取得

/サンブライト
  東京都中央区、TEL03-3666-1811

サンブライト(東京都中央区)は、健康食品開発事業者向けの頻尿対策素材としてLalilab社の「ノコギリヤシ抽出物」を供給しているほか、リコピンやレスベラトロールといった天然由来の健康素材を多数取り扱っている。

Lalilab社製ノコギリヤシ抽出物のメリット
 Lalilab社はアメリカ・ノースカロライナ州にある世界最大規模のノコギリヤシ果実販売会社。ノコギリヤシ果実の供給を手掛けていることから、原料を安定的に確保することができる。 店舗紹介写真
 ノコギリヤシ果実の収穫地に近い場所に拠点を構え、運搬コストも抑制。果実は自社調達のため、総じてリーズナブルなエキス化が可能だ。
 エキスは高品質化するため、優れた技術力を持つ外部工場で超臨界抽出を行っている。良質果実を厳選し、原料の色調安定化にも努めているという。

国内でヒト臨床試験を実施
 Lalilab社製ノコギリヤシ抽出物の機能性研究については、国内でヒト臨床試験を実施した。年齢50歳以上80歳以下の前立腺症状があると判断される日本人男性を対象として、ノコギリヤシ群11人、プラセボ群12人とに分け、国際前立腺症状合計スコア(IIPSS)、前立腺肥大症影響度合計スコア(BII)、QOLスコアを用いて0週、4週、8週と評価した。
 その結果、いずれのスコアにおいても、摂取前後で比較してノコギリヤシ摂取群の方が減少することが分かった。


ノコギリヤシ、パンプキンシードオイル

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 超臨界二酸化炭素抽出法で純粋エキス化
 正常ヒト前立腺上皮細胞の変化を確認
 ヨーロッパで実績あるカボチャ種子油

/アルファリンク
  東京都台東区、TEL03-3842-2950

アルファリンク(東京都台東区)は、ノコギリヤシ(ソーパルメット)、パンプキンシードオイルを扱っている。
 ノコギリヤシは、ヨーロッパでは医薬品としても使用されており、排尿トラブル対応素材として認知度が高い。
「超臨界二酸化炭素抽出法」という有機溶媒を使用しない安心な方法でエキス抽出を行なっている。
 ペポカボチャの種子抽出物「パンプキンシードオイル」も排尿トラブル向けに有名な素材。リノール酸やオレイン酸、ビタミンEなどの健康的な栄養素を含み、ホルモン調節や膀胱の筋肉を強める働きがあるとされている。単独またはノコギリヤシとの併用で、前立腺肥大症に対するヒトでの有用性が示唆されている。


ノコギリヤシのエキスや粉末タイプを上市

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 さまざまな食品形態で企画可能に
 原料の収穫安定化で量も確保しやすく
 高齢化に伴い、国内外で予防意識向上

/セルマークジャパン
  東京都新宿区、TEL03-3349-6662

セルマークジャパン(東京都新宿区)は、事業者向けの尿漏れ対策素材として「ノコギリヤシ」を取り扱っている。エキスタイプのほか、ノコギリヤシでは加工が難しいとされる粉末タイプも上市。従来にはなかった幅広い食品形態での企画が可能だ。
 収穫が安定したことから2018年の原料は確保しやすくなっており、高まるニーズへ商品企画も立てやすい状況となった。高齢化に伴って、尿トラブルの予防に目を向ける中高年の数も増えており、国内外で需要が増加傾向にあるという。


漢方理論に基づいたサプリを受託製造

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 ニラ種を中心に各種漢方素材で商品化
 独自の流通経路で低コストを実現
 中国天津工場は日本の食品GMP認証工場

/シンギー
  東京都千代田区、TEL03-6380-9380

シンギー(東京都千代田区)は、健食事業者向けの尿漏れ対策素材としてニラ種素材を扱っている。
 「漢方理論に基づく処方」「独自の流通経路で低コストを実現」「確かな品質への取り組み」「差別化商品の開発」「トレーサビリティの確保」を掲げ、受託製造・OEM供給を手掛ける。    
 素材は現地中国で直接調達。食品GMP、ISO/22000:2005認証工場で、最新鋭の設備を全面導入している。
 OEMのモデル品となるNBでは、ニラ種エキス末をメイン原料として、サポート素材のサヨウ、アンゼリカ、その他の原料を配合。「夜中安心して眠りたい」「長時間移動することが不安」「毎日何となくすっきりしない」「切れと勢いが気になる」人の悩みに対応した商品開発を支援する。


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