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特集 - 体づくり -

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 スポーツ、ボディメイク
 ダイエット、ロコモ対策など
 美と健康の土台を有用素材でサポート

 /各種原料取り扱い企業紹介
   HMB、乳酸菌、プロテイン、黒ショウガなど

従来から知られる健康素材に、新たに体を動かすシーンでの有用性を啓蒙する取り組みやスポーツを主題とした展示会の活発化など、2020年東京オリンピックの開催を控えてスポーツニュートリション市場は今後も盛り上がりをみせてくれそうだ。そこで今回は、アスリートからシニア世代のロコモ対策、女性の美と健康まで、さまざまな分野で役立つ体づくりに有用な素材について、各種原料を取り扱う企業らに特長や市況を取材した。
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体づくりサポートの4カテゴリー
 体づくりを支える有用素材の市場は、大きく4つに分けられる。本格的なアスリートやボディビルダー、趣味で運動する人などを対象とする「スポーツニュートリション」、タレントが広告塔となるような肉体美を目指す「ボディメイク」、筋肉量アップによる新陳代謝の促進で理想的なプロポーションを求めていく「ダイエット」、シニア世代の衰えに向けて関節周りの筋肉維持をサポートする「ロコモ対策」だ。
 食品として体づくりに対応する素材には、タンパク源との同時摂取でアミノ酸の吸収を高めるものや、タンパク質の合成と筋肉の分解防止双方に働くもの、乳や大豆に依らずアレルギーを持つ人でも安心してタンパク質を摂取できるプロテイン素材、エネルギー代謝を活発化させる「やる気スイッチ」に関与するものなど、さまざまなコンセプトで登場してきている。

機能性表示食品で筋肉訴求も
  話題の「HMBCa(カルシウム)」
 理想的な肉体美を目指すボディメイクの使途で若年層からも人気のあるHMBCa(カルシウム)は、本場アメリカに端を発して、東南アジアや日本国内においても本格的な体づくりに取り組むアスリートらを中心に広まってきた機能性素材だ。
 Ⅱ型コラーゲンなどと同様、機能性表示食品の関与成分として登場したことで衆目を集め、一般的な健康食品にも広く波及。ネット通販などで多数の関連商品が見受けられるようになっている。メジャーリーガーのダルビッシュ有やシンガーソングライターのガクトが使用していることでも有名となり、2017年は原料がタイトになるほどの話題素材となった。
 取り扱い企業からは「まだまだ知名度に伸びしろがある。ボディメイク以外の使途でも長く使われ続ける素材となるよう啓蒙していきたい」といった声も聞かれた。
 一方、専ら本格的な体づくりを目指すアスリート向けの商品ブランドに供給している企業は「採用の機会が増え、着実に広がりをみせている」という。

スポーツ対応のプロバイオティクス
乳酸菌ブランドも登場
 健康イメージの強い乳酸菌だが、中にはスポーツに対応した原料ブランドも登場してきている。プロバイオティクスが、激しい運動時の免疫系にポジティブな影響を与える点は既知のメリットだが、これまでスポーツ×乳酸菌はあまり訴求されてこなかった。しかし、プロテインと併用することで有用性が高まるとした草分け的なデータを取得した企業も登場し、今後のさらなる広がりに注目したいところだ。

斬新な商品ブランドへ
女性にも嬉しい植物性プロテイン
 近年は女性が理想的な体を目指す「ダイエットプロテイン」のカテゴリーも普及してきているところ。女性には「○○フリー」「ナチュラル」「無添加」といった体に優しいイメージのものが受け入れられやすく、米国の展示会でも自然派の食品原料が多く出展されている。そうした時代のニーズに応えて、植物性のプロテイン原料が上市されている点にも着目したい。アミノ酸スコアやビタミン・ミネラルといった付加価値が付いているものもあり、これまでにないプロテイン商品の斬新な企画に役立てられそうだ。


スポーツ向けのブランド素材2品を供給

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 プロアスリートも愛用「HMβ」
 プロテインを有効化「GanedenBC30」
 新たに両素材の相乗作用の研究成果も

/ヘルシーナビ
  東京都大田区、TEL03-6715-8068

ヘルシーナビ(東京都大田区)は、体づくりサポート素材として、筋肉に有用なHMBの原料ブランド「HMβ(エイチエムベータ)」と、スポーツ向け乳酸菌ブランド「GanedenBC30」をスポーツニュートリション向け輸入総代理店として供給している。2017年5月17日には、HMβとGanedenBC30を併用摂取することで、筋肉への有益性や抗炎症の相乗作用が得られるとした研究成果も発表された。

本気のアスリートが愛用する素材「HMβ」
 同社取扱いのHMβは、アメリカのMetabolic Technologies Inc.(MTI)社が開発・マーケティングし、TSI社が製造する有用素材。本格的な体づくりに取り組むアスリートやボディビルダーが愛用しており、実名でHMβの有用性も表明されている。
 日本でもボディメイクを目的とする本格派のユーザーを中心に浸透し、2016年初めから引き合いが増加。体づくりを支えるサプリメント・プロテインメーカーから続々と採用されている。
 さらに今後は、スポーツニュートリション分野だけでなく筋肉による基礎代謝を向上させるプロテインダイエットへの使途についても有益性を啓蒙していく方針だ。

プロテインを有効活用「GanedenBC30」
 GanedenBC30は、アメリカのGaneden社が製造するスポーツ向けの有胞子性乳酸菌(Bcillus Coagulans)。その最大の特長は、プロテインと同時摂取することで、プロテインの有用性を高めるという点にある。
 被験者10人に対し、プロテインとGanedenBC30を2週間同時に摂取した際の血中のアミノ酸量を測定した試験では、GanedenBC30を同時に摂取すると、プロテインのみを摂取した場合と比較して、アミノ酸量が増加することが確認された。またプロテインとGanedenBC30を同時に摂取すると、単独でプロテインを摂取した際に比べて、リカバリーの体感やパワーなど、アスリートのパフォーマンスが高まることも確認された。また、GanedenBC30によるアミノ酸吸収率は、動物性、植物性いずれのプロテインにおいても高まることが確認されている。

スポーツでダメージを受ける免疫系にも
 フルマラソンの完走や日々の過酷なトレーニング、激しいスポーツの後には免疫力が弱化してしまうことが知られている。乳酸菌素材であるGanedenBC30は、そうした体調管理面おいてもプロバイオティクスとしての働きによりサポートが期待できる。体づくりと共に、コンディショニングを同時に行えることが強みだ。

生菌でありながら高い安定性
 GanedenBC30は生きた乳酸菌原料でありながら、製造工程の熱や圧力から遺伝物質を保護する独特の菌株構造を有している。消化管通過中の酸と胆汁にも耐えうる高い安定性を示し、温かい冷たいを問わず、ヨーグルトや焼き菓子、シリアル、糖菓などさまざまな製品に容易に取り入れることが可能だ。

世界中で摂取される高度な安全性素材
 GanedenBC30の安全性は、毒性学やヒト試験、遺伝毒性、GRAS認証などあらゆる面において実証されている。世界中で700以上の食品に添加され、現在に至るまで約70億食分のGanedenBC30が1件の有害事象もなく摂取され続けている。
 そうした高い安全性が認められ、2016年にはアメリカFDAから乳児用調製粉乳への使用にもGRAS認定された。


話題のHMBや植物性プロテインを供給

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 「HMBCa」開発に必要な情報をサポート
 カボチャ種子由来の100%自然原料も
 「パンプキンシードプロテインパウダー」

/中原
  埼玉県さいたま市、TEL048-710-8877

中原(埼玉県さいたま市)は、体づくりのサポート素材として、話題の「HMBカルシウム(Ca)」や新規性の高い植物原料「パンプキンシードプロテインパウダー」、「アルギニン」「シトルリン」「カルニチン」といった各種アミノ酸原料、活力・エナジー系に「ローヤルゼリー」など多彩な健食原料を供給している。

話題の筋肉サポート素材「HMBCa」
 必須アミノ酸のロイシンから代謝されるHMB(3-ヒドロキシ-3-メチル核酸)は、筋肉の保持増進に関わる有用物質。しかし、その生成量はおよそ5%程度といわれている。そこで効率的な体づくりの補助として健食向けに企画された食品原料が「HMBCa」だ。ロイシンからの生成量が少ないHMBを直接摂取することで、筋肉の生成を能率的にサポートする。
 近年、筋肉への有用性が注目され、知名度を高めてきたHMBの最大の特長は、筋肉の増量に関わるmTORの活性化と、筋肉の分解に関わるユビキチン-プロテアソーム系抑制という、筋肉の増減双方に対して働くという点にある。

筋肉の増大、減少抑制に有用なデータ
 HMBは幾つものヒト臨床試験により有用性が確かめられている。19~29歳の健康な男性28人を対象に、3g/日のHMBを摂取しつつ、2~3h/日のトレーニングを6日間続けた後の除脂肪体重(FFM)の変化を調査した試験では、プラセボ群と比べて有意に筋肉量が増大することが確認された。
 さらに、週48km以上のランニングを行う20~50歳の男性5人と女性8人の計13人を対象とした試験では、HMB摂取群とプラセボ群とに分けて起伏の激しい坂道20kmを走った後の体への影響を調査。その結果、筋肉が損傷した際に血中に流出する逸脱酵素「クレアチンホスホキナーゼ(CPK)」の量が、HMB摂取群では有意に少なくなることが認められた。

開発時に必要な知識を専門部署がサポート
 注目度の高いHMBだが、広い分野で活躍が期待できる一方、特許権が多く取得されている原料でもある。そのため製剤化や配合、最終形態など、多岐にわたる情報を踏まえたうえで処方を組むことが必須だ。
 同社では、そうした商品設計をするうえで注意すべき特許権情報を、学術の専門部署が常時情報収集に努めており、開発者に寄り添えるようサポート体制を整えている。

パンプキン由来の100%植物性プロテイン
 パンプキンシードプロテインパウダーは、カボチャ種子由来のプロテイン素材で、近年の自然派志向に最適な、無添加で100%自然由来のタンパク源だ。
 米国で広がり、日本でも注目されてきた「グルテンフリー」や「Non-GMO」であることに加え、乳や大豆を摂取できない人にも安心して利用できるプロテインとなっている。既存のアレルギーを回避する手段としても有意義な選択肢になる。

豊富なミネラル分も含有
 パンプキンシードプロテインパウダーは、他のプロテイン素材とは異なり、マグネシウムやカリウム、亜鉛、鉄分といったミネラル分も豊富に含有。亜鉛は牡蠣の約1.3倍、鉄分はレバーの約1.7倍あり、タンパク質以外の栄養補給にも適している。食物繊維も豊富で、体づくりのサポートだけでなく、同時にダイエットや整腸といった方面にも有用性が期待できる。


信頼重視の健食原料をラインアップ

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 引き合い好調のHMBCaを供給
 日本市場に適した品質原料を
 ロコモ向けなど幅広い展開にも

/セルマークジャパン
  東京都新宿区、TEL03-3349-6662

ナットウキナーゼをはじめ、有望な健康食品素材を国内および世界中から輸入販売しているセルマークジャパン(東京都新宿区)は、体づくり対応素材として上海メーカー製の「HMBCa(カルシウム)」を供給している。
 国際的な原料商社としてさまざまな健食原料を輸出入する同社では、品質を求められる日本市場においても十分に認められる素材を重視。信頼性の高い安心原料を求めて各国の現地工場や品質管理体制のチェックを行っている。
 また、高品質と安定した供給体制を敷くために、原則として1原料製品を1原料メーカーから調達。1社1社との確かな関係を築くことで、優先的な調達ルートを確保するとともに、コンタミを少なくして品質のばらつきを最小限に抑えている。

体づくりに人気のHMBCa
ロコモや介護食など幅広い使途にも
 セルマークジャパンの原料ラインアップの中でも「HMBCa」は売れ筋の一つとなっており、引き合い上位の人気素材だ。
 通信販売を中心として数多くのアイテムが出ているボディメイク商品以外にも、抗ロコモ向けにも使用されるケースが出ており、効率的なリハビリや介護食としての使途も期待されている。


国内唯一のHMBCaメーカー

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 不純物除去技術で高純度・一貫品質
 機能性表示食品開発の受理実績も
 長く愛用される有用素材として啓蒙

/小林香料
  東京都中央区、TEL03-3241-3901

小林香料(東京都中央区)は、体づくり対応素材として自社製造のHMBCa原料ブランド「小林HMBCa」を供給している。

高純度のHMBCaを国内製造
 小林香料は国内唯一のHMBCaメーカー。2009年にHMBCaの有用性に着目し、輸入を検討するも、医薬品の中間体や原薬の事業を行っていた同社の品質観に適さず、自社製造するために一から不純物除去技術の開発に着手。3年をかけて高純度のHMBCaの製造に成功し、2012年から一貫した品質のHMBCa供給に取り組んできた。

機能性表示食品として実績も蓄積
 同社ではHMBCaを関与成分とする機能性表食品の開発も手掛けており、2017年11月現在で7品の届出受理実績がある。HMBCaの筋肉への有用性が世の中に露出したことで、ボディメイクを中心にロコモや介護食など着実に採用の機会も増加している。
 SRについては筋肉と筋力、歩行能力、体脂肪に関する文献をカバーしており、届け出資料のサポートや関与成分の定量分析法を提供する。

長く続けられる素材へ
日々の運動との併用を啓蒙
 HMBCaは、必須アミノ酸であるロイシンの代謝産物で、筋肉の合成促進と分解抑制因子の双方に働いている。
 スポーツサプリとしてもアスリートを中心に愛用され続けている素材だが、飲めば筋肉が付くというイメージではなく、日々の活動や運動シーンと合わせて用いることで将来的に差が生まれていくものだという。
 同社ではHMBCaを一過性のブームで広めるのではなく、正しい用い方とその有用性を啓蒙していく方針だ。


美容・ダイエット向け食品開発に心強い3素材

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 人気のHMBCaほか12品をラインアップ
 「アユート」掲げて健食原料・OEM供給
 優れた企画力で、商品開発をサポート

/アユート
  東京都中央区、TEL035614-0064

アユート「aiuto」(東京都中央区)は、体づくり・健康素材として人気の「HMBカルシウム」を取り扱っている。
 当社独自のネットワークで世界中から高品質で安心・安全の食品原料を調達。健食向け原料ブランド12品をラインアップしており、HMBカルシウムをはじめ、「フィーバーフューエキス」「グリチルリチン酸ジカリウム」「バジルシード」などを供給する。いずれも引き合いは好調だ。
 フィーバーフューエキスは、片頭痛予防、抗炎症、抗血栓作用、抗アレルギー、発毛・育毛など、伝統医療で利用されてきたハーブ素材。
 グリチルリチン酸ジカリウムは、甘草の根または茎から抽出・精製した成分で、抗炎症、抗アレルギー、殺菌、解毒などに利用されている。
 シソ科オシマム・カヌムを原料とするバジルシードは、食物繊維やオメガ4脂肪酸のαリノレン酸、アミノ酸を豊富に含有。ダイエット、美肌、美容、認知症予防に利用される。

加工技術と商品企画に自信
 アユート「aiuto」は、イタリア語で「助ける」の意味。代表の栗田光彦氏が、食品加工業で培った知識と経験をもとに設立した。加工技術・商品企画に強みを持ち、健康食品サプリメントおよび化粧品のOEMを原料の選定から受託製造までトータルサポートするほか、受託加工も手掛けている。
 健康食品は原料や商品コンセプトに応じた剤形および包材・パッケージデザインまでカバー。
 化粧品では美容・美白・保湿およびヘアケア原料からフレグランス原料など様々なカテゴリーの化粧品素材を独自ネットワークで調達している。顧客の多様な要望に応え、スキンケア、ヘアケア、入浴剤などさまざまなOEM供給を行っている。リーフレット制作など、販売に必要なサービスも提供している。


スポーツ向けの黒ショウガエキスを提案

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 やる気スイッチ「AMPK」に関与
 臨床データ有し、機能性表示食品に対応
 植物性の「オリザプロテイン」も供給

/オリザ油化
  愛知県一宮市、TEL0586-86-5141(代)

オリザ油化(愛知県一宮市)は、体づくり対応素材として「黒ショウガエキス」および「オリザプロテイン」を供給している。

やる気スイッチ「AMPK」に関与
機能性表示食品対応の黒ショウガエキス
 黒ショウガエキスは、代謝促進成分「5,7-ジメトキシフラボン」を含むスポーツ・抗ロコモ向けの有用素材。大きな特長は、やる気スイッチこと「AMPK」に関わるという点だ。
 AMPKとは、細胞内のエネルギーセンサーであり、エネルギー量が少なくなる運動中や運動後に活性化して、エネルギー代謝を促進する働きがある。
 運動時の最初に行うウォームアップには、このAMPKを働かせて、体がスムーズにエネルギーを代謝できるように準備する目的があるが、5,7-ジメトキシフラボンが同様の役割を果たせることが分かってきたのだ。
 AMPKによって代謝が促進されると、糖や脂質が燃焼されて体が積極的にエネルギーを作り出すようになる。そのため、AMPKは持久力や筋肉疲労の回復、疲労感の低減に寄与すると考えられている。
 黒ショウガエキスはヒト臨床試験でのデータも取得しており、機能性表示食品の開発にも対応。2017年夏から引き合いが増加しており、11月現在で届出中の案件もある。また、黒ショウガはサプリとしてシニアにも抵抗感がない素材となっており、高齢者のスポーツやロコモ対策向けにも適しているという。

米由来の植物性タンパク質
 オリザプロテインは、米由来の植物性タンパク質だ。バランスよくアミノ酸を含み、小麦やコーン、オート麦と比較しても効率的なタンパク質の消化率を示している。
 日本人に親しみ深い米由来の原料であることから、乳や大豆といったアレルギー患者にも、安心してタンパク質を摂取することができる。


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