※事業者専門の情報サイトです。当サイトを初めてご利用になる方は利用規約をお読みください。

HOME特集一覧 ≫ 特集 - スーパーフード(2017) -

特集 - スーパーフード -

特集写真

 ナチュラルに健康支える機能素材
 医師監修の健康レストランでも採用
 パン製品や調味料、天然色素にも

 /食品原料取り扱い企業紹介

ナチュラルで機能感のある食材によって健康を維持していこうとする傾向が、世界をはじめ、日本でもよく見受けられるようになった。ココナッツオイルや亜麻仁油など人気を博した健康オイルも、2017年に入ってからも引き続き新規性の高い素材がテレビ番組に取り上げられているほか、5月には医学界が携わるレストランでもスーパーフードが登場。消費者認知を含め基盤を固めつつあるスーパーフードの分野で、ポテンシャルの高い期待素材を原料サプライヤーらに取材した。
特集写真

 
耳慣れし、より身近な商材に
 日本全国に13,000以上の店舗規模を擁するローソングループは、ナチュラル感を打ち出した「成城石井」や健康に配慮した「ナチュラルローソン」、「ローソンフレッシュ」など、多角的にスーパーフード商材を展開。そのほか流通、メーカー、メディアで関連商材の露出頻度が増加したことで多くの消費者にとってスーパーフードが近しい存在となってきた。一部には開発に飽きられたのではないかとの心配の声も聞かれたが、むしろ採用の機会が多様化し、今後の新展開の隆盛化に期待が持てる兆候も垣間見えてきている。

医者が監修する健康レストランに、スーパーフード採用 店舗紹介写真
 栄養価の高い食材を用いた食事療法によって、健康の維持のみならず、疾病治療や予防にまで目的範囲を広げる国際オーソモレキュラー医学会(国際分子栄養医学会)は、2017年5月に新スタイルのレストラン「医学会キッチン オーソモレキュラー」を東京・神谷町にオープンした。
 先んじて開催されたメディア向けレセプションでは、多くの記者とともにテレビカメラが取材に入り、その日のうちにニュース番組で取り上げられて世間の注目を浴びたのだ。
 オーソモレキュラーとは、アミノ酸やビタミン、ミネラルなど分子レベルの健康成分によって、健康維持だけでなく、病気の予防や治療にまで昇華させて活用していこうという”医師”が提唱する考えだ。
 そのオーソモレキュラーの考えのもとで採用されたのが、まさしくスーパーフード素材だ。メディアレセプションでは、外食をどこでするかの判断基準として従来の「味」と「価格」に加えて、さらに一歩先に進んだ第3のポイントとして「健康」を掲げた。
店舗紹介写真
外食×健康、さらに踏み込んで
 医学界キッチンでは、栄養学の専門家が監修した健康メニューを提供する新スタイルレストランを全国展開する目標を掲げ、健康メニューも季節ごとに変更を加えていくという。外食×健康では、これまでにも乳酸菌やオメガ3などがファミリーレストランに取り入れられてきたが、高齢社会の日本で外食が健康とつながる価値観が浸透すれば、相応にさまざまな健康・スーパーフード素材が求められるようになるのではないだろうか。

ナチュラル志向が世界的な潮流に
 スーパーフードが求められる理由の一つにナチュラルであることが挙げられる。ヘルスケア商品の開発者インタビューの際にも、担当者から聞かれたのは「ナチュラルなものが求められている」との声だ。傾向を把握したうえで、商品設計上も砂糖不使用で保存料も着色料も無添加にするなど、ナチュラルニーズが意識されている傾向がある。
 2016年10月に、セルフケア大国アメリカの大手経済紙らも、トレンドとして立て続けに天然色素について触れた。大手食品メーカーらが天然由来の添加物を使用することを宣言するなどの動きもあり、食品添加物にもナチュラルニーズが波及しているようだ。

取材協力:一般社団法人 日本スーパーフード協会


各種スーパーフード素材をラインアップ

特集写真

 マカ、チアシード、パープルコーンなど
 日本の特許技術で生まれた「発酵黒マカ」
 チアシード関連商材のバルク卸も

/光建
  東京都小平市、TEL042-346-5154

光健(東京都小平市)は、南米ペルー産のマカを中心に、チアシード、ゴールデンベリー、パープルコーン、サチャインチ、ルクマ、チリモヤなど、さまざまなスーパーフード素材を供給している。南米原産の素材についてリサーチも実施しており、米国で注目されている植物性プロテインの一つとして、大豆より多くのタンパク含有率を誇る豆「タルウィ」の情報発信も行っている。

天日乾燥マカ、発酵黒マカなど
 長年有機JASマカを供給している同社は、マカの機能性を高めるべく日本の発酵技術を生かして「発酵黒マカ」を開発。発酵黒マカは、通常のマカと比較してアミノ酸量が約60%増、抗酸化力の指標となるSOD消去活性が約3倍、亜鉛の含有量を約20倍に高めている。
 体感性に優れ、実際にサンプル品を試したサプリメント開発者からは「驚き」の声も。男性向けの強壮商品はもちろん、近年女性向けに注目されるマカで、さらに差別化を図る素材として提案する。

チアシードの専門精選を実施
 同社では、純度の高いチアシードを供給するべく、海外でチアシードのみを専門とする精選処理を実施することで他品種の雑穀類の混入を防ぎ、さらに国内で再選別を行って品質重視の製品供給に努めている。
 また、チアシードが欧米で生食する「Raw Food(ローフード)」として定着していることを踏まえ、日本においてもチアシードの本来の栄養素を摂取できるよう処理法に配慮。食物の細胞を傷つけない方法を選択することで、チアシードのありのままの栄養価を得られるようにしている。
 同社のチアシードは、ローフード向けのチアシードを供給するべく、収穫後に石取、比重選別、風力選別、金属探知機による検査を実施した上で、密閉された空間に保管。ここに二酸化炭素を注入することで、酸素濃度を低下させて酸化を防ぎ、一般生菌、大腸菌、大腸菌群、真菌などの発生を抑制する。その結果、検査による一般性菌数は300未満(CFU/g)となり、ほぼ無菌状態での管理供給体制を実現している。輸入後は日本国内で「再選別」を行い、その純度を99.98%以上にし、安全・安心な生チアシードを供給する。

チアシード関連商材のOEMも
 「オメガ3をいつものレシピに健やかな彩を!」をテーマに、同社では搾りたてのチアシードオイルやチアシード・ペースト、プロテインパウダー、ロースト品など各種チアシード商材も提案し、バルク卸を行っている。
 特にチアシードオイルの「ナチュラルブラックチアシード」は、南米ボリビア産の上質なチアシードを日本国内で低温圧搾(コールドプレス)したもの。オメガ3の必須脂肪酸を約63%含むサッパリとした風味のチアシードオイルはサラダや冷や奴、塩やレモンと合わせたドレッシングなど、より身近なスーパーフードとしてレストランなどにも向く商材だ。
 また搾油後の残渣は、油脂分が減った分タンパク質量が増えることで、これを焙煎、粉末化。チアシード由来のプロテインパウダーとして、アスリートやアクティブな老若男女向けの新プロテインとして提供する。


開発者に寄り添う取り組み

特集写真

 豊富なスーパーフード素材を供給
 スポーツ、脳のエネルギーにMCTオイル
 健食開発向けに自社開発部門を設置

/バイオアクティブズジャパン
  東京都豊島区、TEL03-5981-0601

バイオアクティブズジャパン(東京都豊島区)は、スーパーフード素材として「MCTオイル(中鎖脂肪酸トリグリセリド)」、「ビートジュースパウダー」、「オーガニックモリンガリーフパウダー」、「ブラッククミンシードオイル」など、多岐にわたる食品原料を供給しているほか、機能性のあるスーパーフラワーとして「ルテイン」も取り扱う。

MCTオイルとは
 MCTオイルはカプリル酸(C8)、カプリン酸(C10)を主成分とする中鎖脂肪酸のことで、ココナッツオイルが有する健康的な価値のファクターにもなっている成分だ。
 ココナッツオイルのカプリル酸C8、カプリン酸C10の含量はそれぞれ7.6%、5.5%ほどであるのに対してMCTオイルは60%、40%で規格している。
 MCTの最大の特長は、効率性に優れた「エナジーオイル」である点だ。MCTオイルは体内での吸収と代謝が早く、すぐにケトン体へと変わることで脳のエネルギー源になる。脳のエネルギーといえばブドウ糖だが、血糖値が高めの人にとってブドウ糖の摂り過ぎは気になるもの。そこでMCTオイルのケトン体をエネルギー源にすることで、健康に配慮しながら脳機能の維持にアプローチできるわけだ。
 エネルギー源としてのMCTは、スポーツの分野でも重宝する。日々スポーツに励むアスリートは脂肪や糖など体内のエネルギーを過剰に費やすことが多く、体が引き締まり、痩せていく傾向がある。その際、極限までエネルギーを燃焼すると、タンパク質が筋肉を構成するのではなくエネルギーに変えられてしまうため、パフォーマンスにも影響することがあるという。
 MCTをエネルギーオイルで用いれば、過剰な糖分を摂らずに筋肉量を維持でき、健康面に配慮しつつ体力アップに取り組めるというコンセプトだ。
 MCTはオイル品のほか、パウダータイプも揃えており、スムージーやドリンク製品など多彩な商品形態で企画することができる。

開発者に寄り添う体制へ
 同社では、健康食品の開発者に寄与する取り組みとして、自社に開発部門を創設し、健康素材を用いたさまざまな最終製品のモデルを生み出している。開発者が多忙につき中々手を付けられないような情報収集や製品を設計するうえで必要な知識などを提供することで、円滑な新商品の開発をサポートしていく。

スーパーフード素材ラインアップ一覧
 ・ビートジュースパウダー
 ・レッドドラゴンフルーツ果汁パウダー
 ・ゴジジュースパウダー
 ・マキベリーフリーズドライパウダー
 ・ザクロ濃縮果汁・濃縮果汁粉末
 ・オーガニック モリンガリーフパウダー
 ・ヘンプシードオイル
 ・ヘンプシードプロテインパウダー
 ・ココナッツミルクパウダー
 ・ブラッククミンシードオイル
 ・アルガンオイル
 ・ヴァージンココナッツオイル
 ・ヘンプシードオイル
 ・オーガニックフラックスシードオイル


一味違うホワイトチアや粉末品を供給

特集写真

 チアシード、マカ、サチャインチなど
 優れた植物性プロテイン素材
 幅広い用途での商品企画に

/メディエンス
  東京都中央区、TEL03-3242-0014

メディエンス(東京都中央区)は、「チアシード」や「マカ」といった定番素材から「ヘンプシード」、「サチャインチ」、「玄米プロテイン」など各種スーパーフード素材を取り扱っている。
 チアシードは、一般的な黒色タイプに加えて、色味に特別感のある「ホワイトチアシード」、国内では珍しい「チアシード粉末」を取り揃えている。黒、白、粉末品といった、それぞれの特性に適した製品形態やイメージで商品企画することができ、粉末品においてはサプリメントをはじめ、パンケーキや焼き菓子、スムージーなど幅広い用途での企画が可能だ。

マカ、ヘンプシード、サチャインチ
 マカ、ヘンプシード、サチャインチは、加工しやすいパウダー品をラインアップ。
 マカは近年、女性ホルモンのエストロゲンと同様の働きをする植物性エストロゲンを含むことから、従来の男性向け商品のみならず女性向けとしても人気のある注目素材だ。
 ヘンプシードは「大麻草の実」のことで、一般的に「大麻」で連想されるマリファナ等の成分を含む葉や穂の箇所とは大別され、食品として用いることができる安心・安全の健康素材。原産地であるカナダでは、政府から許可された業者により徹底した品質管理のもとで生産・加工・輸出が行われている。
 必須アミノ酸をバランスよく含有し、14種類の脂肪酸、ビタミン、ミネラルなど栄養バランスに優れ、宇宙食としての採用実績もある。また、100gあたり49gのタンパク質を含有しており、大豆にも劣らない優良な植物性のプロテインだ。
 ヘンプシードのタンパク質は「ヘンププロテイン」とも呼ばれ、大豆やホエイ由来のプロテインと比べてアレルギーリスクが少ないことも特長だ。
 サチャインチは、インカ時代からアマゾンの先住民によって伝承され、「インカのピーナッツ」とも呼ばれるスーパーフード。同社では、サチャインチのナッツをパウダー化したサチャインチパウダーを供給する。白色で、ナッツの香ばしい風味が特長だ。
 サチャインチパウダーはヘンプシードパウダーと同様に高いタンパク質含有率を誇り、100gあたり55gものタンパク質を含有する。耐熱性に優れ、加工品やさまざまな用途で使用可能だ。


話題のスーパーフード素材を供給

特集写真

 チアシードブランド「サルバチア」
 パン製品でさまざまな有用性を発揮
 テレビ番組で人気沸騰の「サチャインチオイル」

/研光通商
  東京都千代田区、TEL03-6820-8086

研光通商(東京都千代田区)は、スーパーフード素材として「サルバチア」ブランドのチアシードと、サチャインチオイル、サチャインチナッツ、及びサチャインチパウダーを供給している。
 サルバチアとは、一般的な黒い種のチアシードではなく、白い種のみを選別し、10年以上にわたる改良の積み重ねによって生まれたチアシードブランドだ。
 サルバチアは必須脂肪酸のオメガ3をはじめ、ミネラルや抗酸化物質など、豊富な栄養素を含有。水分を吸収して膨張する特性を持つ食物繊維が満腹感をもたらすダイエット食品としても注目される。

有用性に優れるサルバチア・ブレット
 同社では、製パン材料として優れた有用性を発揮することから、パン生地にサルバチアを取り入れた「サルバチアブレッド」の提案を進めている。
 サルバチアは水を含むと膨張し、プチプチとした食感になる独特な性質を有しており、これをパン生地に配合するとさまざまな利点が生まれる。
 サルバチアを入れたパン生地は総量が通常よりも増加し、多くのパンを作ることが可能に。また、水につけると粘質性が高まるチアシードの特性から、パンがもちもち食感になる。一般的なパンは時間の経過とともに水分量が低下してしまうが、サルバチアを入れることで保水性も向上するという。
 さらに、サルバチアは加熱による栄養価の劣化がないという大きな特長がある。チアシードが本来有する豊富な栄養価を損なわず、パンに取り入れることができるのだ。

メコン生まれのアジアン・サチャインチ
 サチャインチオイルは、健康素材としてテレビ番組でも紹介された今注目のスーパーフード。番組内では、10種類ほどの健康オイルを挙げつつ、登場した医者が最もオススメする健康オイルとしてサチャインチオイルを推奨した。
 同社では、アジアン・サチャインチとしてタイ産サチャインチナッツもを供給している。南米産のものと比べてふっくらとオーバル型で、風味や食感も異なる。タイ産サチャインチナッツは日本へのリードタイムが短いことも利点だ。


世界で需要高まる天然色素を供給

特集写真

 「DICスピルリナ」「リナブルー®」
 40年以上の販売実績を有する安心素材
 将来的な需要増に向け生産体制の強化へ

/DICライフテック
  東京都中央区、TEL03-6733-5534

DICライフテック(東京都中央区)は、スーパーフード素材として栄養価の高い微細藻類「スピルリナ」の食品原料と、スピルリナから抽出した特有成分の「フィコシアニン」を商品化した食品用天然着色料「リナブルー®」を供給している。
 スピルリナは、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、食物繊維など50種以上の豊富な栄養・健康成分を含有しており、「スーパーフードの王様」とも呼ばれる優秀素材だ。
 40年以上にわたりスピルリナの製造販売を手掛けてきた同社は、原料サプライヤーとして堅実に信頼を築いてきた。ドラッグストア・薬局を中心に、同社供給のスピルリナを主要成分とするサプリメントブランドが販売されており、2017年に入ってからもスピルリナの新ブランドが登場している。
 サプリメントのみならず、一般飲食店や医者が監修するレストランの健康メニューにも採用機会を得ており、より身近な健康素材として今後も認知される場を増やしていきそうだ。
 一方、天然の青色色素「リナブルー®」は、氷菓子をはじめ、飲料、チョコレート、グミなどさまざまな食品に採用されている。現在のところ、FDAで認可を得ている天然青色色素としては「リナブルー®」が存在する。
 2016年10月、米国の「ニューヨークタイムズマガジン」や世界最大級の米国日刊紙「The Wall Street Journal」に、立て続けに天然由来の青色色素としてスピルリナや同社商品のリナブルー®が取り上げられた。さらに、米国の大手食品メーカーが天然色素を採用することを宣言するなど、世界的にも天然色素への注目度が増していく傾向がある。
 リナブルー®は日本、韓国、台湾に加え、米国、欧州の規格にも準拠しており、今後も天然色素への需要が増加していくことを見据えて、同社ではリナブルー®の生産強化を進めている。


トップへ