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特集 - 健康人参素材 -

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 幅広い有用性持つ古来の伝統素材
 サプリや茶、一般食品など多彩な企画に
 独自健食原料で更なる商品展開へ

 /食品原料取り扱い企業紹介

ウコギ科の植物を中心とする健食向けの機能性人参は古来、生薬として用いられてきた長い歴史を有している。日本人には”元気の源”、”滋養強壮”、美容など幅広い有用性が啓蒙されており、健康的なイメージも盤石だ。更なる企画の一助とすべく人参素材取り扱い企業らにその魅力を取材した。
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 食品原料では、認知度が高い「高麗人参」をはじめ、高麗人参などの”温”に対して”涼”の特性を持つとされる「アメリカ人参」、同じく抗ストレス作用を有し、華北を中心にシベリアや日本の北海道でも生産される「エゾウコギ」。中国では肝機能向けの医薬品としても知名度が高い「田七人参」。クマリンという特有成分を持ち、日本山人参とも呼ばれる「ヒュウガトウキ」。美容向けの機能性があり、ブラジル原産の植物で形状が人参と似通うことから別名ブラジル人参の「パフィア」など多くの商材がある。
 それぞれ固有に機能性や特長を有しており、市場ではサプリメントや茶製品を中心にさまざまな企画で商品が流通している。OEMではドリンク製品からカレーなどの一般食品に至るまで提案内容も豊富だ。

ジンセノサイド(サポニン)
 特に、健康人参として用いられる高麗人参、田七人参、アメリカ人参などウコギ科トチバニンジン属では、特有の活性成分としてジンセノサイド(サポニン)に主点が置かれている。業界では、このジンセノサイドの”種類”に着目して研究や開発を行っているメーカーもある。ジンセノサイドはRb1、Rg1、Rc、Rd…など40種類以上あるともいわれ、どの種類が、どれくらい含まれるかによって、その人参の機能性を左右しているようだ。
 ジンセノサイドの中でも、有用性が高い成分の高含有化やその製造方法での特許取得、プレミアム化、製品中のジンセノサイドで独自の成分組成を編み出して特許を取得する企業など、ジンセノサイドを基点に差別化も図られている。

幅広い機能性、用い方で新市場を
 日々の健康、滋養強壮、アンチエイジング、美容、抗ストレスなど豊富な機能性を持ちうることから、さまざまな企画に採用できることも人参素材の特長だ。近年、抗ウイルスで新しいデータが得られるなど、冬場の味方としての展開を見据えた動きもある。
 漢方の本場である中国では人参を輪切りにしてお湯をかけたり、現地の日本人がスープとして利用していたりするが、そうした海外での使われ方を参考に日本市場における健康人参の展開を思索している企業もある。原料サプライヤーそれぞれが啓蒙している人参の魅力に迫り、さらなる企画の隆盛化に期待したい。


有用成分ジンセノサイド組成で特許取得

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 高麗人参一筋に取り組む専門企業
 独自の熟成加工で低分子化
 豊富な販売実績を基にサポート体制

/金氏高麗人参
  京都府京都市、TEL075-803-6524

金氏高麗人参(京都府京都市)は、高麗人参の機能性食品原料を供給している。原料製品は「紅参微粉末」「紅参熟成エキス」「紅参熟成エキス粉末」の3グレードをラインアップ。10年来、高麗人参一筋に研究開発、販売を行ってきており、豊富な実績に基づくサポート体制でOEM提案も行っている。
 同社では、40種以上あるといわれる高麗人参の有用成分「ジンセノサイド」の中でも、糖鎖を分解(低分子化)し吸収性と機能性に優れた「プレミアムジンセノサイド」を多く含有する素材を開発した。特に現代のストレスに満ちた社会では、副交感神経に作用し休息を促すジオール系ジンセノサイドを多く含むことが重要で、同社の高麗人参の特徴にもなっている。
 各ジンセノサイドの種類や量を、分析技術を駆使して見極め、熟成加工によって最適なバランスの成分組成を追求してきた。その結果、紅参熟成エキスと紅参熟成エキス粉末において、ジンセノサイドの組成で特許を取得している。中国、韓国においても特許を申請中だ。
 さらに製品の品質面では、単純に含有成分が一定値以上を超えていればいいということではなく、配合バランスを重視。32種類のジンセノサイドについてHPLC分析法を確立し、すべてのグレードにおいて主なジンセノサイドの含有量を規格した。全ロットで規格範囲内にあることを確認しており、常に高品質製品の供給に努めている。
 自社製品の製造販売を行うべく十分な量のバルク原料を輸入しているため、安定した供給体制を構築していることも強みだ。
 既存商品のリニューアル時の採用や、伸び悩む商材を後押しする複合素材としても引き合いは好調。また、通販ユーザーは男女比5:5となっており、もともとの滋養強壮を目的とする男性ユーザーに加え、近年は冷え対策や美容向けにおいても女性から人気が出ており、幅広い層へと浸透してきている。


ウィスコンシン州産アメリカ人参ブランド

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 健康茶や打錠品、ゼリーなど
 ウィスコンシン・ジンセン協会管理品
 老化に伴う体の変化に対し抵抗力を向上

/皇漢薬品研究所
  東京都千代田区、TEL03-3861-3843

皇漢薬品研究所(東京都千代田区)は、米国ウィスコンシン州産アメリカ人參の粉末原料「ウィスコンシンジンセン」を供給している。受託製造では健康茶や打錠品のOEM供給を行う。また、同社原料を用いてタマ生化学(東京都新宿区)が、エキス製品も販売しており、ゼリー製品などでも企画できる。
 ウィスコンシン・ジンセンは、米国ウィスコンシン・ジンセン協会が敷く厳格な管理体制のもと栽培されたアメリカ人參。協会が一定した品質を担保しており、ウィスコンシン州産であることを保証する鷲を象った認定マークが付与されている。中華圏では、信頼の寄せられるブランドとして高い人気を誇る。
 アメリカ人参は、体に対する様々なストレスに対抗できるように抵抗力を上げる優れたアダプトゲンであり、特に老化に対するアンチエイジング作用が注目されている。 
 人参の健康成分であるジンセノサイドの中でも「b1」を多く含有する。単一的な機能性ではなく、体の全体的な健康バランスの調整に優れている。具体的には、生活習慣に起因する血圧や血糖への作用、老化の原因となる酸化や炎症への作用など、様々な有用性があり、高齢化が進む日本において健康寿命の延伸にも役立つと期待されている。
 エナジードリンクに採用されるように強壮のイメージが強い人参素材だが、アメリカ人参は逆に沈静・抗ストレス作用を現し、その穏やかさから利用する人を選ばず、老若男女と幅広く利用することができる。


健康成分CKを20%以上含有

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 高麗人参原料「発酵紅参CK20」
 特殊な発酵技術で活性成分を増加
 抗ウイルス機能にも新知見

/ナチュラルケア 北海道恵庭市
  東京営業部、TEL03-5643-5865

ナチュラルケア(北海道恵庭市)は、韓国メタボラボ社製の高麗人参原料ブランド「発酵紅参CK20」を供給している。

ジンセノサイドから生まれる「CK」を規格化
 高麗人参の健康成分「サポニン(ジンセノサイド)」が人間の体内に棲む善玉菌によって活性のある「CK(CompoundK)」に変えられる。このCKが健康的な恩恵をもたらすのだが、CKを作り出す善玉菌は誰もが有しているわけではなく、人によって体感にばらつきがあった。
 そこで、より多くの人が体感できるようにと、特別な乳酸菌を利用することでジンセノサイドから予めCKを生成させたのが、韓国国立ソウル大学発のメタボラボ社だ。
 特別な乳酸菌による発酵で総ジンセノサイド中にCKを20%以上含有させることに成功したこの技術は、韓国政府から発明大賞金賞を受賞し、韓国の特許製法となっている。

抗ウイルス、抗インフルエンザでの新知見
 近年の研究では、発酵紅参が抗インフルエンザや抗ウイルス活性を示すデータも出てきている。鳥インフルエンザウイルス、A香港型、Aソ連型インフルエンザウイルスそれぞれに感染したマウスを用いた試験では、醗酵紅参CK20の容量依存的に抗ウイルス作用が示されることが判明している。さらに肺における高い抗ウイルス作用、鳥インフルエンザに対して炎症サイトカインを抑制する抗炎症作用も確認されている。
 同社では、紅参を乳酸菌発酵させることにより効果を発揮するこの活性の作用機序についてさらなる検討中である。

新たに顆粒タイプも展開
 自社製品では、新たに顆粒タイプの製品も展開。特殊な顆粒化技術を持つ韓国で加工を施し、飲み易さ、手軽さを向上させ、高麗人参が有する独特なクセを低減することで続けやすさを向上させている。


宮崎県産の大和山人参の茎葉を供給

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 サプリ、青汁、酵素ドリンクなどに
 お茶として食経験も豊富な伝統素材
 鉄、葉酸、特有成分クマリン類など含有

/ふる里食効研究所
  東京都港区、TEL03-6658-5559

安心の国産素材を中心として様々な健康食品原料を取り扱う、ふる里食効研究所(東京都港区)は、宮崎県産の大和山人参・ヒュウガトウキ茎葉の各種食品原料を供給している。サプリメントや青汁、お茶、酵素ドリンクなどに適し、OEM供給も可能だ。
 ヒュウガトウキは、日本にのみ生息しているセリ科シシウド属の植物で、九州、四国、中国地方に生育。根の部分は2002年に医薬品の生薬として登録された。
 同社では、ヒュウガトウキの中でも特に良質とされる宮崎県高千穂産をラインアップ。宮崎県では、江戸時代からヒュウガトウキの葉をお茶代わりに飲んできた歴史を有し、食経験も豊富な伝統食材となっている。
 天然原料である同製品は、ヒュウガトウキ特有のクマリン類(ヒュウガリン等)をベースに、アミノ酸、葉酸、CoQ10、鉄などを含有する。
 葉酸は胎児の神経管閉鎖障害のリスクを低減することから厚労省も摂取を呼びかける大事な栄養素であり、「妊活」をキーワードに人気がある。
 クマリンは、抗酸化物質のポリフェノール/フェノール酸系に分類される香り成分で、抗菌作用、エストロゲン様ホルモン作用、抗血液凝固などが知られる。EUにおいては、血栓予防薬、消炎症用薬、痔薬として処方される機能性成分だ。
 さらに、ヒュウガトウキはORAC値78,000μmol/100gの高い抗酸化能力があることも確認されており、体内の酸化を抑え、アンチエイジングも期待できる。


健康・美容向け各種人参素材を供給

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 エゾウコギ、田七人参、西洋人参など
 オリジナル商品で豊富な開発実績
 中国の産地連携により安定供給体制

/松浦薬業
  愛知県名古屋市、TEL052-883-5151

松浦薬業(愛知県名古屋市)は、健康食品向けの人参素材として「エゾウコギ(刺五加)」、「田七人参」、「西洋人参」、「ブラジル人参」など各種食品原料を供給している。オリジナル製品の開発も手掛け、サプリメントの処方ノウハウを軸にOEM供給も行う。
 中国現地に合弁工場を持つ同社は、華北、華中、華南の各地域で人参生産者とのパイプラインを有しており、産地連携によって安定した供給体制を築いている。

――エゾウコギ(刺五加)
 華北を中心に、シベリアや日本の北海道でも生産されるエゾウコギは、中国で古くから生薬として用いられてきた。薬理試験やヒト臨床試験では、情緒安定、抗ストレス、集中力の向上、運動時の疲労軽減、睡眠の改善に対する作用などさまざまな有用性が確認されている。
 特にヒトの運動知覚中枢の安定性の向上や持久力の向上といった機能性が着目され、近年はスポーツ選手向けの食品として評価されている。

――田七人参(三七人参)
 華南の雲南省及び広西省で生産される田七人参は、傷口に塗ると漆のように癒合することから別名を山漆(サンシツ)とも呼ばれている。出血に対して外用・内服双方で効果があることが知られる一方で、止血とは相反する抗血栓作用もある。これは血液の性状を調節する機能によるもので、過度な影響を抑える役割も果たす。
 中国では肝疾患向けの医薬品「片仔廣」に配合率85%の主薬として用いられており、同社では、この片仔廣の構成成分をモデルに処方を組み、日本向けのサプリメントを開発している。
 代謝や血流、肝臓機能など生活習慣に起因するさまざまな不調の予防に期待ができ、総合的な健康補助食品として幅広い企画に対応する。

――西洋人参(アメリカ人参)
 西洋人参は、人参素材の特徴的な成分ジンセノシド類の中でも、特に抗ストレスに対応するReとRb1を多く含有する。
 強壮系商材に「高揚」させる方向性で採用されるケースが多い人参素材だが、このReとRb1の特性から西洋人参は「鎮静」させる機能に優れている。疲れているのに感情が高ぶって休めない、イライラするなど現代人に多い悩みに適している。

――ブラジル人参(パフィア)
 同社が美容向けに提案している健康食品素材「パフィアエキスパウダー」は、南米ブラジル原産の植物を原料としており、人参に似た外見からブラジル人参とも呼ばれている。
 体内におけるコラーゲンの合成、ヒアルロン酸、エラスチンの産生を促進する作用が確認されているなど、各種美容素材との相性が良い。


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