HOME食品原料開発 一覧 ≫ 独自開発素材「沈香葉エキス末」

独自開発素材「沈香葉エキス末」

新製品写真

 機能性表示食品として届出受理
 「沈香の恵み」B11 ~便通改善~
 緩下剤関連で特許取得

 /アピ
   岐阜市加納桜田町、TEL058-271-3838

アピ(岐阜市加納桜田町)は、岐阜薬科大学および科学技術振興機構との産官学連携で独自素材「沈香葉(じんこうよう)エキス末」を開発した。「緩下剤及びこれを含む食品」として特許(第5187802号)を取得しており、このほど同素材を関与成分とする「沈香の恵」が機能性表示食品B11として届出受理された。同社は、製品化までの一貫した生産体制でOEM提案を進めている。
 機能性については、ヒト臨床試験やモデルマウスによる幾つもの薬理試験で確認。大腸ではなく小腸の蠕動運動を活性化させることで、便通を促す作用メカニズムがある。摂取量を減らして行ったヒト臨床試験においても、継続的に摂取することで有意に排便回数が増加したことが確認され、機能性表示食品のみならず配合量や価格に配慮した一般的な健康食品としての企画も可能だ。 原料開発写真
 安全性についても、もともと特定保健用食品を目標に開発されていた経緯から、ヒト臨床試験による同等の水準でクリア済み。単回・長期・過剰摂取それぞれで問題ないことが確認されている。
 便通改善には有効な便秘薬などがある半面、副作用や依存への抵抗感を持つ人も少なくなく、より適度な機能と安心して使用できるものへのニーズが高まっていた。沈香葉エキスであれば、その「適度な機能」と「食品としての安全性」を両立した製品として人々の要望にも応えられる。
 製品デザインでは、単独製品だけでなく乳酸菌やビフィズス菌といったプロバイオティクス、食物繊維やオリゴ糖などプレバイオティクスのサポート素材としても配合可能。人気が高く、差別化が盛んな青汁の体感型・付加価値製品としても立案できる。
 同素材の開発は、岐阜薬科大学が有していた沈香葉含有成分の便通改善効果に関するシーズを生かすべく、2007年に産官学連携プロジェクトによってスタート。消化管機能亢進作用を持つ機能性食品の開発を掲げ、4年の研究機関を経て成功に至った。
 原料となる沈香葉は、東南アジアから中東にかけて植生するジンチョウゲ科ジンコウ属の植物で、名称は上質な樹脂分が多い木が水に沈むことから「沈水香木」と名付けられたことに由来している。古くは日本書紀に登場しており、推古3年(595年)に淡路島に沈香木が漂着し、島民が薪として使用したところ香りがとても良いことから、朝廷に献上されたと伝えられている。この時、その木が「沈香木」であると説いたのが聖徳太子だったという。
 タイなど東南アジアでは便通改善の作用が伝承されており、健康茶として使用されてきた食経験もある。フィトンチッド成分を含み、精神安定、抗ストレスなどの効能があることから漢方薬としても使用される。
 なお、同社では品質や供給の安定面を鑑みて、農薬を一切使用しないタイの契約農園が栽培した沈香葉のみを用いている。


トップへ