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マヌカハニーの腸内改善機能に新知見

新製品写真

 善玉菌と悪玉菌のバランスを改善
 「機能性表示食品」を視野に
 産学で進む機能性研究

 /シクロケム TEL03-5614-7147
   マヌカヘルス社、(埼玉県)山村国際高校

このほどマヌカハニーの腸内環境改善機能に関する新しい検証結果が報告された。2016年3月に札幌で開催されたジュニア農芸化学会で、山村学園山村国際高等学校生物部の高野美穂さんが発表した「マヌカハニーのマウス腸内フローラにおよぼす影響」だ。
 マヌカハニーを適量摂取することにより腸内の善玉菌が増殖し、かつ悪玉菌が減少することを確認し、比率を数値化して摂取後の変化を明示した。
 試験は1グループにつき3匹のマウスを用意し、6グループと水を投与した対照グループとで検証。比較のため各グループにヒトの体重60kgあたりマヌカハニーを5g、10g、15g、20g、30g、明治プロビオヨーグルトLG21を1本に換算して、1日1回投与した。
 糞をラボに委託して、T-RFLP(16SrRNA)法により解析。その結果、ヒト60kgあたり1日のマヌカハニーの摂取量10~15gで、有意的に善玉菌が増え、悪玉菌が少なくなることが確認された。マヌカハニーは含有する抗菌活性成分メチルグリオキサールの規格値(mg/kg)によって抗菌力が異なるが、適量を摂取することにより善玉菌が優位な環境をつくり、腸内フローラ(善玉・悪玉)のバランスを改善することが改めて立証された。
 もともとニュージーランドのマヌカヘルス社は、マヌカハニーが腸内で善玉菌を増やし、悪玉菌を殺菌することを明らかにしていたが、腸内フローラのバランス変化を示す比率の詳細はこれまでなかった。今回の結果により、マヌカハニーが有する腸内環境改善機能がさらに確かなものとして立証されたことになる。

有用性高める研究開発
 シクロケム(中央区日本橋)は、かねてよりマヌカハニーの腸内環境の改善機能に注目し、環状オリゴ糖「αCD(シクロデキストリン)」で包接することにより機能性を向上することに成功。「サイクロパワーマヌカハニー」として供給・販売している。
 下痢や大腸炎などの深刻な腸の疾患を引き起こす細菌(悪玉菌)クロストリジウム・ディフィシレ(C.difficile)を用いた検証では、マヌカハニーとαCDに抗菌性の相乗作用が認められた。ビフィズス菌と乳酸菌についても増殖に働くことを確認しており、双方あわせて腸内環境の改善効果がある素材として提案している。このほど発表されたマヌカハニーの腸内フローラ改善の新知見をもって、さらに研究開発に注力していく構えだ。


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